サミー・ヘイガー / バースデー・バッシュ・ツアー [DVD]
数少ない不満な点から言うなら、
パッケージにブックレットが入ってなかったこと。
純粋に音源を楽しむならCDでリリースされた「ハレルヤ」を買う方がいい。
LIVEの音源編集がなってなくて、音の大小がLIVE中に変化する。
個人的には、VAN HALEN BEST→RIGHT HERE RIGHT NOW→UNBOXED、
その次に購入したのがこのDVDだったため、
LIVEパフォーマー&VOCAL・サミーヘイガーを楽しむことはできた。
ただ、さすがに歌詞が字幕で出るわけではないし、
音源として楽しむにはあまり良い出来とはいえないと思う。
ただ、サミー自身のキャラが多くの特典映像として残るため、
彼のファンにはたまらないできばえだと思う。
自分はバンドのベースで指弾き&元キーの高いVOCALをやってたので、
Monaのベースとバックコーラスは見ておいて損は無かった。
全体的には、バースデーパーティーのお祭り的なノリが(テキーラシャツ等)
VAN HALENの照明を落とした感じのライブとは少し違ってて
楽しむことを前提としたライブを見させてくれて良かった。
サミー・ヘイガー自伝 RED 俺のロック人生
これもまたVAN HALENの真実。
読んで感じてしまうのは、エディが大変哀れであるということ。
バンド後期(再結成時)のステージ裏や移動中のトラブルなど、
大変生々しい描写がなんだか泣けた。
特にエディがウイスキーの瓶を粉々に割って、
「俺からこの瓶を奪おうとする奴がいたら、ぶっ殺す。
俺はこいつのために家族を捨てたんだ」
というシーンには。
そしてステージ裏でウォルフィ(エディの息子)が泣いていたという描写には。
今回息子を入れ再結成したが、これは得策だったのかも。
だって息子がそばにいれば、アルコールを飲み続けてぶっ倒れるなんてことは、
そして周りのすべての人間に悪態をつこなんてことは、
きっと息子の前ではやめようと思うだろうから。
ますますNEWアルバムが聴きたくなった。
祝!VAN HALEN復活。
Through the Fire
のちにVAN HALENに加入しVAN HAGERと言われたサミー・ヘイガーと、当時絶大な人気を誇った(誇っていましたよね?)JOURNEYのニール・ショーンが競演したアルバム。
確かに私も好きな曲とそうでない曲の差が激しいですが、皆さん書いていらっしゃるとおり2のMissing Youは名曲だと思います。この曲だけで星4つの価値があります。当時誰なのかも分からないでエアチェックして(今でもそういう言葉ってあるのかな?ラジオをテープに録音することです)、この曲とProcol Harumの名曲Whiter Shade of Paleのメロディに衝撃を受けて聴きまくりました。今ではCDに入れて車でかけています。ギターを任せられる相手を得たサミー・ヘイガーと、JOURNEYと違って思いっきりギターが弾けるニール・ショーンのそれぞれが力を十二分に発揮している感じです。
ちなみにこの後サミー・ヘイガーが出した「Voice Of America」アルバムも良いですよ。Missing Youと同じくらい好きな「Two Sides of Love」という曲が入っています。
1回限りのプロジェクト故に、また哀愁を帯びたメロディ故に、Missing Youを聴くと、夏の夜にきらめいて、そして消えてしまう花火を見るような切ない気持ちにさせられます。
ザ・ロング・ロード・トゥ・カボ [DVD]
何かと対比させられる運命のデイヴ・リー・ロスは
今や完全に方向性を見失ってる感がある。
対照的にサミーは、ワボリタスをしたがえ充実した活動を
続けている。なぜか気になる女性ベーシスト「モナ」を
含むそのワボリタスとはファミリー的な関係が築かれ、
パワフルかつタイトなサウンドでも十分伝わってくる。
今回はドキュメンタリー映像が中心で、サミー自身が
ヴァンヘイレン兄弟やデイヴ、マイケル・アンソニー、
ゲイリー・シェローンに対して、懐の深い対応、コメントを
しているのが興味深い。現在の充実度からくる余裕もあるの
だろうか。(料理好きなのも意外!?)
VH復帰についても言及しているが、このワボリタスの
完成度からすると、もはや無意味のような気もしてくる。
ともあれVH加入前からのファンとしては、過去の栄光
どころかさらに疾走感が増しているのが本当に嬉しいし、
是非ワボリタスと来日して欲しい。