ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン
だいたいがあの「服部」のジャケットだけで、
「ふざけたバンドだ」と当時は思ってました。
でもアイドルバンドのようで、実は同業者が舌を巻くほどの
演奏技術の高いヤツらを集めたスーパーなバンドだったんですね。
言われてみれば演奏が凄いな。だから歌がスッと入ってきて、
いつの間にか口ずさむ、何度でも聴きたくなるんだろうな。
歌詞は深そうで、実は適当そうで、その辺は今の奥田民生ワールドと同じだけど、
他の人も曲作ってて、ボーカルもとってるので、聴いてて楽しいし飽きない。
バンドとしての強さも感じます。その辺はビートルズなんだと思う。
加えて、このベスト盤の編集が素晴らしい。変にいじること無く、
年代順で、新録とか新曲とかは無し。ライブバージョンかよってのも無し。
有名曲はすべて入っていて、1枚にまとめている。
そしてこれ以外にベスト盤は無く、できる可能性も無い。解散したので。
ベスト盤の鏡です。
これで怒るのは「1枚にまとめやがって」って思うファンの人だけでしょう。
新旧洋邦どの音楽好きが聴いても楽しめると思います。
オススメは「自転車泥棒」
奥田民生らしいと思ったら、実はギターのテッシー作でした。
見た目やそのギタープレイとは違う一面を、この人の作った曲は聴かせてくれます。
人生は上々なのだ (マーガレットコミックス)
彼の両親の反対にあって駆け落ち同然で同棲をはじめた主人公だが、お金はないし彼の態度は日々悪化の一方。極貧生活の中で、彼の夢を応援してあげたい気持ちと、自分の理想との葛藤に揺れる主人公。
主人公がとにかく健気でカワイイです。読後無性に幸せな気分になれること間違いなし!
人生は上々だ! [DVD]
ラッセル・クロウの隠れた名作!マドンナがこの作品を観て、彼を一豪州役者からハリウッドへと導いたらしいです。
ゲイの好青年を、等身大にそして繊細に演じています。
父子家庭の、理解ある父親をジャック・トンプソンが実に包容力豊かに好演していますが、
理解がありすぎ、ジェフ(ラッセッル・クロウ)がかえって葛藤してしまうシーンも。
微笑ましいのですが、本人にとっては大問題。
だって相手を連れ込んで、ことイチャついている所に平気で父が入ってきてしまうのですからw相手も萎えてしまいます。
ジェフが、今日はキメル!と意気込み、身支度を整え、父親にその様を意気揚々と普通に
食卓で話すシーンは印象的です。ベビーフェイスのラッセルが、実にゲイ役に合っています。
からみシーンも爽やかですね。
ゲイムービーとしては明るく、セクシャリティーの枠を超え、前向きにさせてくれる作品ですね!
トゥルニエを読む(上) ーキリスト者の成長と成熟ー
この本はトゥルニエを読む最初の本として
とても良いと思います。
(ただし、内容が濃いため、立ち止まらせられることの多い本です)
以下は「人生の四季」について書いたレビューです。
ある投稿のための仕様のため、あっちには掲載できないんで、
こっちに掲載させていただきます。
人がほんとうの自分(人格)になる経験は、それは
神との出会いの体験に結びついているのだと
トゥルニエは書いています。
トゥルニエはこの本の中で、
人は神に従うこと(みこころを行うこと)と、
自分の才能を発揮すること(個性化、自分自身になること)とは矛盾することではなく、
調和するのだと書いていたように思います。
そして、自発的に神に従うようになる(自我からの解放)以前に、
人は愛され、与えられ、受けなければならないような
意味のことも書かれていたようです。
「キリスト教は人間を抑圧するものか、解放するものか」は本書の中の
著者自身からの問いかけです。本書の途中でいきなり現れます。
問題意識を持って読むとよりよいかもしれません。
トゥルニエは自分自身の若い頃の精力的な活動を暖かく振り返りながら、
宗教組織や種々のプログラム(活発な活動)とは別の次元として、
祈りの生活、黙想の生活などを重んじた信仰生活を
提示しておられるようです。
ともあれ、工藤信夫先生の
「トゥルニエを読む(上) 」あめんどう発行、を
読まれることをお勧めいたします。