〈COLEZO!〉ジャズ・ヴォーカル
私はヘレンメリルとサリナ・ジョーンズは余り聴かないので余りレビューが書けないのですが、笠井紀美子と中本マリについては文句無し。
ケメコスタイルのヴォーカルが聴く者の心を揺さぶる心地よさは格別です。
又、マリのナンバーはどの曲もCD化されていないアルバムからのCD化で、マリファンとしては大変嬉しい限り。
「ラヴ・タッチ」と「サムシング・ブルー」のマスターから各々2曲づつCD化している。
私自身がこの2つのアルバムが大変お気に入りなので「ビクターさん本当に有り難う!」と叫んでしまいたくなる様な1品です。
マリファンは是非聴いてみて下さい。
サリナ・シングス・J-バラード
ジャズが大好きという訳でありませんが、カバー曲ということで購入してみました。馴染みのジャパニーズポップスをサリナがしっとり歌い上げます。1日の終わりの寛ぎタイムにぴったりです。
〈おとなBEST〉サリナ・シングス・ポップ・フェイヴァリッツ
いやあ何か、もう〜ウルウルしてきちゃいますけど年取ったんでしょうね(笑)どの曲も ただ ひたすら懐かしい。アナログ盤処分して買い直してなかったんですよね、サリナさんの声って浮ついたところが無くて優しいよね。ワタシ的ベストトラックは、永遠のギターの師匠、コーネル・デュプリー様のソロが泣かせる「マイ・ラブ」でしょう!ジャズ喫茶でリクエストしたら「何でそんな軟弱なのリクエストすんだ」みたいな顔でダンモな小父さんから睨まれながら聴いてました(笑)甘酸っぱい思い出だなぁ… 最後にひとつだけ苦言を呈させて頂くとすれば昨今の洋楽CDの再発で訳の解らん値段ばかりが高い高音質盤のみっての多過ぎる様に思います。普通に廉価盤も選べる様にして欲しいです。(とほほの助)
夜のバラード
本国より日本で人気のあるミュージシャンにエディ・ヒギンズ、ハリー・アレンや、このサリナ・ジョーンズがいる。伸びのある声にテクニック。エラ、サラのようにくどくて濃い歌い方ではなく、といってローズマリー・クルーニーのような白人ほど、さっぱりしすぎない。つまり黒人と白人のヴォーカルの中間といか、「中庸」を保った歌い方が日本人に受けている。それで、JVCと契約を結んでいる。本盤はそんなサリナのよさに加えて、選曲もいい。「ボディ・アンド・ソウル」「星へのきざはし」「スターダスト」「枯葉」「ミスティー」など日本人ファンのツボを押さえた構成。夜聴くと、酒が進んでしかたがない。