賭博黙示録カイジ(13) (ヤングマガジンコミックス)
ネタバレ注意!!(最小限のことは書いてしまっています)
最終巻で会長との一戦。前巻から勝つための戦略を積み上げていったカイジ。
本巻のクライマックスはその頂上のようなもの。果たして、崩さずに積み上げ
ることができたのか?
結果はともかく、その過程でも、少し詰めが甘かったかな〜という印象を受け
た。まあ、完璧な作戦なんてものはあるはずがないので、この種の印象は仕方
ないのかもしれないが。利根川戦の後だったので、余計にそう感じたのかも。
詰めの甘さはカイジの癖でもあるが。
印象に残ったシーンとしては、カイジが祈ったシーンと最後のシーンが挙げら
れる。まあ、これくらいかな〜。13巻に関しては、他の巻より少し劣るかな
というのが私の印象ですね。上記のものは名シーンであるが。
評価は☆4つ。あくまでも他の巻と比べた場合の相対評価ですが。もう少し兵
のカイジくんならば頑張れたのではないかな〜という疑念が拭えないので、☆
を1つ減らします。
賭博堕天録カイジ 和也編(7)特装版 (プレミアムKC)
和也編が始まってからのカイジについてはたくさんの方がレビューに書かれているように「カイジの活躍がなくなってさびしい」と思います。
マリオ、チャン、光山さんのゲームもまあおもしろいのですが、これまでまさに命がけで勝負をしてきたカイジが傍観しているってとこにやはり違和感を感じずにはいられません。
あの椅子に座る3人がカイジ・遠藤さん・坂崎のおっちゃんだったらどんなに心ゆさぶられるゲームだったことか・・
本編に関しては☆3つです。
オマケのカレンダーですが、本当素晴らしい内容です。特に私は利根川さんがめちゃくちゃ好きなんですが、今の言いたいことも言えないこんな世の中で、ここまでズバッと心の芯につきささる厳しい言葉にはなかなか出会えません。
正直和也編が始まってからちょっと飽き飽きしていたところですが、このカレンダーをぱらぱらめくってると「カイジ」のおもしろさ・これまでの興奮が蘇ってきますね。
キャラクタースリーブコレクション 逆境無頼カイジ 「カイジVS利根川」
キャラクタースリーブコレクション 第30弾 全4種類 の中の1つです。
逆境無頼カイジ より、『 カイジ VS 利根川 』のスリーブです。
セット内容は、スリーブ60枚入りです。
スリーブのサイズはスタンダードサイズで、ヴァイスシュヴァルツやガンダムウォーなどのカードにピッタリです。
イラスト面は綺麗にプリントされていますし、厚手のスリーブなので耐久力がありそうです。
コレクション用としてもカードゲーム用としてもオススメだと思います(^_^)
カイジ 人生逆転ゲーム [Blu-ray]
自分は原作を読んでいないので、映画のみの感想を。一言で言うと、各パートのシーンが長い。ジャンケンも鉄橋渡りも最後のカード勝負に至るまで全て間延びしているのだ。90分ほどでもっとスタイリッシュに撮れば、もっと面白くなったと思う。撮影監督に柳島克己を起用したのもどうだったか。柳島カメラマンは北野組作品で欠かせない一級の腕を持つが、今回のようなモブシーンが多い作品はほとんどない。臨場感ある絵を撮るなら、山本英夫のようなアクション系もこなす人が担当した方がよかったのでは・・・。脚本の大森美香もしかり。何か全体が「風雲たけし城」みたいなノリになってしまった(笑)。それからセリフの聞き取りにくさも気になったところだ。もともと日本語はこもるので、黒澤作品でさえ何を喋っているのかわからない作品が多いのだが、現代のアフレコ技術があればほとんど解決できたはずだ。主演・藤原竜也の熱演、敵役・香川照之の素晴らしさは申し分なく、ゲストも松山ケンイチから吉高由里子まで豪華に揃えているのにもったいない。パート2も出来るようだが、次作はもう少しコンパクトにまとめて欲しいところだ。また、HDらしからぬ画質も不満。DVD版は観ていないが、さほど変わらないのではないかと思えるレベルであり、これは残念だった。特典ディスクはSDで、メイキングと舞台挨拶などが収録されている。まあ鉄橋渡りのシーンがブルーバック合成で、手に汗握る瞬間もあったので星はギリギリ3つです。