地獄少女(7) (講談社コミックスなかよし)
今巻は、友情が描かれていたお話がありました。
私立中学に入り、クラスが離れ離れになった友達2人。
そして片方がいじめられているのを見て、助けてあげられず、
そして次は自分もいじめられるようになり・・・。
他にも、父が医者で虐待を受けていた女の子の話など、
その後を強く生きようとする姿勢が描かれていました。
骨女の過去の話も入っていました。
地獄少女はやはり、辛く悲しいお話が多いですが、
今巻は強く前向き生きようとしている女の子達が描かれていたので、
私はついその子達を応援したい気持ちになる、そんな巻でした^^
地獄少女(3) (講談社コミックスなかよし (1124巻))
女子学生の身近に起こりうる題材を扱っている。女子学生が『ある。ある。こーいうの、あるよね。』と言って話し合ってるのが想像出来る。マンガ版はアニメ版より基本に忠実だ。ただ、絵の表現力に不満が残る。人物のアップばかりで状況が解りにくい。普通の作品であれば厳しい批判を浴びることはないだろう。だが、地獄少女は違う。少女マンガを読んだことがない人も手にするであろう作品だから。
地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー 影 (講談社コミックスなかよし)
地獄少女より「なかよしこよし」
「黒い赤うさぎ」
「テレビの中の女の子」
「しんちゃん」
「花少女」
「赤いちゃんちゃんこ」
「ゲームソフト」
読者から届いたハガキをもとにしたフィクション、という事で読んでみて「赤い黒うさぎ」がお気に入りでした。うさぎはさみしいと死ぬと私も聞いた事があります。本当がどうかは疑問ですが、それで怖い話がつくれるとは。愛情ではなく見栄で生き物を飼うと…という話しは目新しくはありませんが、うさぎと飼い主の女の子の心理描写はよく描けていて、結構怖かったです。動物って描くの結構難しいですよね。大まかに別けて3通りのうさぎの描き分けが上手だと思いました。
激こわというだけあって、どの話しも楽しめました。ただベタな気もしたので★4です。
アンナ・マクダレーナの音楽帳
「音楽帳」の楽曲に加え、「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」などを加え、バッハ家の朝から夜までを再現、というコンセプトの演奏です。
トラジコメディアはすでに解散しましたが、ハープ、リュート(昔のギターのような楽器)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(昔のチェロのような楽器)の異色の三人組です。
鍵盤曲を中心としたこの曲集には、「歴史的に正しく」はないのかもしれませんが、バロックの演奏習慣に従い、しかも堅苦しさのない、みずみずしい演奏です。
ハープのアンドリュー・ローレンス=キングは、現在は「ザ・ハープ・コンソート」を率いて活動している、異色の男性ハープ奏者です。この人のピアニッシモを駆使した演奏が本当に素晴らしい。
バロックハープは、今日のものより澄んだ、やや硬い音色で、ハープと聞いて思い浮かべるあの、悪い意味でのロマンティックな響きはありません。
「音楽帳」にも収録されている平均律クラヴィーア曲集1-1のプレリュードに加え、フーガもハープにより演奏されています。
鍵盤楽器でも難しいこのフーガを、トリプル・ハープという弦が三列に並んだ、バロック時代の特殊なハープで演奏しており、聴きどころの一つです。
レオンハルト盤 も良いですが、初めてこの曲集を聴く方には、録音も良く新鮮なこちらをお勧めします。
バッハの堅苦しいイメージがくつがえると思います。
不妊治療はつらくない―むだな検査や薬がふたりの赤ちゃんを遠ざける
今まで3年間、他医院でタイミング法や排卵誘発剤での治療を受けてきたのですが、いかに遠回りであったのかこの本を拝読し実感しました。
一言でいえば、加藤先生の治療スタイルは患者を家族のように思う気持ちが、世界トップクラスの技術を伴ってたくさんの不妊治療に苦しむ夫婦を助けてきたのだと思いました。
拝読後、小松市の永遠幸マタニティクリニックへ回診しIVF-ETで妊娠することが出来ました。
医者と患者の立場ではなく、家族のような思いやりのある暖かい環境をつくられた加藤先生が率いる永遠幸グループの目指す治療方針を感じることが出来ました。一人でも多くの不妊治療をされる方に、読んで頂きたい一冊です。