ダイナマイト関西2010 second [DVD]
ダイナマイト関西2010 firstに引き続きこれを見て、やはりthird, fourthと全部買おう、と決めました。
このsecondのキーワードを一言で言うと「可愛い」だと思います。小粒だとかインパクトに欠けるとかいうネガティブな意味でなく、なんとなく全体的に回答が天真爛漫で可愛く、爆発力より楽しさに満ちている。
第1戦第4試合の印象が大きいのだと思いますが、歴戦の手練のひねり方や各界異能の破壊力とは違う魅力のある回答が準決勝以降の動向を左右した気がします。
解説に回った敗退選手もみな饒舌で楽しい雰囲気を盛り上げています。
毎回、こういう特色が出るのなら、4枚買わないといけないな、と思ってしまったのです。出場メンバーを見てよさそうなものだけ買おうと思っていらっしゃる方、2枚見るときっと全部見たくなりますよ。
年齢学序説
博多華丸・大吉の「児玉清のアタックチャンスの物真似じゃないほう」の博多大吉さんの初著作。
「成功する者は26歳のときに時代を掴む」という、大吉さん独自の仮説を、お笑い界のみに留まらず、スポーツ、音楽、漫画などなど様々なジャンルを比較検証した論文調の内容です。
ページを開くとまずその文字の多さに圧倒されますが、巧みな文章で全く苦にならず流れるように読めます。
各章ごとにそれぞれ一冊の本になりそうな情報量で、しかもわかりやすい。
タレント本にありがちな、すぐ読めてしまう本では全く無くて、このボリュームでこのお値段。
かなりお買い得なのではないでしょうか。
70年代〜90年代の出来事が多く書かれているので、著者と同年代の方にとっては共感する部分も多いと思います。
もちろん、それ以外の年代の人が読んでも十分に伝わる面白さだと思います。
活字中毒でお笑い好き、蘊蓄好きな方にはおすすめの一冊です。
HOME TOWN
以前、福岡に住んでいたため「福岡編」を選びました。毎日聞いて元気を貰ってます。芸人さん達の歌というよりカラオケでみんなで歌いたくなる感じの曲調で歌詞も楽しくたくさんの人に聞いてもらいたいです。
Otome continue Vol.4
この雑誌のコアなファンには申し訳ありませんが、木皿泉さんの対談を読むためだけに購入しました。
対談相手の羽海野チカさんについては名前を存じ上げているだけです(これからしばらくして、『ハチミツとクローバー』を読みました)。
話の中心は、木皿さんがこれまでに書いてきたドラマです。近作の『Q10』に関する話が多いですが、『すいか』などほかのドラマのことにも触れられています。ドラマのプロデューサーとのやり取りなどについても書かれており、ドラマの脚本がどのように作られていくかが分かります。『すいか』と以降の作品にある微妙な「差」を理解するのにも役立ちます。
なお、ご存知の方もおられるでしょうが、木皿さんは夫婦二人のペンネームです。この対談では、それぞれ仲間内で呼ばれるニックネームでお話しをされていますので、実際は鼎談になっています。
追記
対談だけを読んで上記のレビューを書いたのですが、対談とは別にプロデューサーの河野英裕さんのインタビューも掲載されています。お二人(三人)が、『すいか』以降、ドラマを作るためにいかに苦闘してきたのかがよく分かります。また、プロデューサー主導によるドラマ制作ばかりになる弊害に関する発言には本当に共感しました。
食べずに終われんばい! in 福岡 ~ごはん迷う芸人、博多華丸の大決断!~ (ヨシモトブックス)
この本は博多の美味しいお店が有名高級店からマイナーB級グルメ店まで幅広く網羅されている。福岡出身の自分が見ても知らないお店があり、さすがよしもとの先輩の接待には定評のある博多華丸が書いただけはある。博多のグルメガイドブックとしては最強の一冊だと思う。