CS Channel [DVD]
事変のPV監督が、児玉さんにほぼ固定され始めてから、他のミュージシャンとは、PVのクオリティが一味も二味も違う。 "プロモーション"ビデオと言われるように、楽曲の良さを際立たせたり、楽曲に装飾をする様な目的でPVは作られると思う。 でも、児玉監督の造り上げる"プロモーション"ビデオは、楽曲を"利用"して、ひとつのドラマを作っているように思える。 でも、その天才の児玉監督の映像が、絶対にでしゃばり過ぎないのは、また天才の東京事変の音楽が覆い被さっているから。 林檎さんは、これからもずっと、やっと見つけたこの天才を、手離さないと思う。
シャネル シャネル[DVD]
1986年制作のドキュメンタリー・タッチの作品。デザイナーのカール・ラガーフェルドの解説をベースに、ココ・シャネルの生い立ちから時代のフロンティアを次々と切り拓きながら生み出されるシャネルのファッション・作品群が見られる、とても充実した内容です。インタビューにはシャネル自身の映像と発言も多く見られ、その自信と確信に満ちた刺激的で挑発的な発言の多くは、今も女性の心を惹いてやまない魅力があると思います。今もトップブランドに君臨する「シャネル」が、なぜ現在の地位を獲得できたのか、その背景にあるシャネル自身の努力と強い意志を見ると納得させられるものがありました。
シャネルについては多くの「映画」がありますが、このドキュメンタリー作品のように、たった60分でこれほどシャネルの人間像と作品群、その時代背景を見られる作品は少ないと思います。イチ押しで★5つにしました(!)。