ゲッタウェイ ブラックマンデー【CEROレーティング「Z」】
後半になると楽しくなるゲーム。ひとつの事件を3人の視点で追うドラマ展開は質の高いムービーにより映画的で楽しい。ロンドンの街の作りも良く出来ている。
ただ立ち止まると主人公の前方へ視点が強制的に動いたり、ヒントや説明が少なく戸惑いを感じた。
ゲッタウェイ [DVD]
コルトカヴァメント1911とショットガンを使わせたらマックイーンの右にでるものはいないであろう(アラン ドロンは例外)しかし残念ながら、この映画ではオリジナルのコルトカヴァメント1911を使用できずスペインのスター社のコピーを使っています。
あとコルトパイソンがでできます。私の知る限りではアメリカ映画でコルトパイソンがでで来るのは、「ダーティーハリー2」と「ダーティーハリー3」「シャーキーズマシーン」「ストレート・タイム」とこの映画のリメイクです。それぞれ4、2.5、6、6、2.5iがでてきます。
あと大友克洋の「トウキョウチャンポン」の最後の銃撃シーンはこの映画の影響をうけてます。
ゲッタウェイ [Blu-ray]
確かに「DVDのデジタルリマスター版」と比較すると、若干良くなっているレベルです。
(びっくりするレベルではありません)しかし、なかなかどうしてそれなりの画質、音質だと思います。
むしろ、この価格を考えると○だと思います。(甘いかな・・・)
L.A.ゲッタウェイ
L.A.のカリスマ、ジョエル・スコット・ヒル(g)を中心に行われたセッションです。しかし、ジョエル・スコット・ヒルとジョニー・バーバタ(dr)は完成を待たずして各自、キャンド・ヒート、CSN&Yのツアーへ参加してしまい、最終的にクリス・エスリッジ(b)がその人脈で作り上げたものです。しかし、その完成度はとても高く、それにセッションの時はよほど楽しかったのでしょうクリス・エスリッジがとてものびのびと弾きまくり、お得意のとてもメロディアスなベース・ラインを聴かせてくれます。他にレオン・ラッセル、クラレンス・ホワイト、Drジョン、ブッカーTジョーンズ等々の豪華ゲストもあり!小汚いオッサンがギターを弾きながら歌っているというとてもシンプルなジャケットですが、この写真を見ただけでも伝わってくるように、見ているだけで音が聴こえてきそうなほど熱い演奏が繰り広げられています。これはスワンプの名盤というよりロックの名盤です!
アリアンロッド・サガ・リプレイ・ゲッタウェイ(1) 革命)黒星マーク)センチメンタル (富士見ドラゴン・ブック)
別視点からサガ世界への更なるアプローチとして面白い作品です。
著者の藤井さんの描き方はとても丁寧です。
ルール上の各要素もわかりやく解説してあり、非常に読みやすいリプレイに仕上がっています。
が、問題は「初心者向けの解説をこの時点で必要なのか?」という点です。
サガシリーズの新シリーズという既存ファン向けな作品であるし、
この巻からの導入作としてみると、メタな発言・中の人のキャラを色濃く出しすぎて、初見なら置いてきぼり感が凄いでしょう。
少なくとも単独で読んで理解出来ない不愉快さを持たない人はいないと思います。
内輪向けすぎるといいますか。
そのわりに初心者向けのテイストのちぐはぐさというかバランスの悪さは気になります。
サガ無印以外の全てのリプレイに共通するのがプレイヤー菊池たけしの功罪です。
他作の設定をペラペラしゃべる尺は正直必要性を感じません。
壮大なサガリプレイですが、とかくプレイヤーでなく調整屋としてメタすぎる口を挟む彼の振る舞いを前面に出されると窮屈さを感じます。
正直にいえば菊池さんがいなければそれぞれより面白いリプレイになってるのではないかと思います。
あくまでも個人的意見ですが・・。
第二巻も続けて楽しみたいと思います。