フジテレビ系ドラマ「医龍 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラック
正直に言うと、私がドラマ「医龍」を見たのは再放送でやってたのを中途半端に一度だけです。
しかしその時にBGMでかかっていたBlue Dragonがかなり印象に残り、ついこの間購入してみたのですが、あまりの美しさに鳥肌がたちました。
医龍を知らない者が聞いても感動できる一枚です。
特にBlue Dragon、Atstheticは本当に泣きたくなるような曲でした。
純粋に曲だけを聴いてドラマを知らない者の意見として参考にしていただければ幸いです。
解離性障害―「うしろに誰かいる」の精神病理 (ちくま新書)
「解離」という現象に興味があって以前買った1冊。読んでみて、当事者にしてみればこれは大変苦痛な場合もあるだろうと思った。また、治療に当たる医師の方も時間をかけて取り組む必要があり、大変なことだろうと思った。
第一章は実際の症例(病歴は改変してある)から始まるので入りやすい。第二章では「解離以前の体験」として、体外離脱体験や入眠時幻覚他が説明されている。が、ヨーロッパの哲学者や画家の言葉や経験を引用しているところは私にその方々の予備知識がないために混乱の元となった。文化人類学のタイラーが語る「アニミズム」との関連の部分は興味深かった。第三章では、実際に解離性障害の患者さんがどう感じているかが語られている。第四章の「解離の構造」は、私が医療関係者ではないため、抽象的に感じられて難しかった。第五章は外傷体験と解離の関係について。第六章、第七章、第八章は実際の事例とともに治療について語られているので興味深く読んだ。
医龍 ~Team Medical Dragon~3 DVD-BOX
朝田(坂口憲ニ)の理想である「すぐれた医療チームが手術を成功へと導く、それは1人ではできない」
1、2は天才外科医の朝田(坂口憲ニ)のクールな面がフューチャーされていたような印象だったのですが、この3においては、朝田との出逢いによって、成長したチームの1人1人が、朝田の危機を救うという意外なエピソードもあって、見ごたえがありました。
またドラマ冒頭の「失った仲間」とは一体誰だったのか?というのも安易な展開でなく、そしてせつなくなるようなエピソードでした。黒木(遠藤憲一)の医者であるがゆえに医学に精通している「恐怖感」というものを考えると辛かっただろうなとせつなくなりました。
1から5年ぶりの出演となった稲森いずみ。わたしがこの女優さんを知ったのは、キムタク&山口智子で高視聴率をとった「ロングバケーション」での事でした。山口智子の天然はいってる友人役を演じていた頃に比べるととても良い女優さんになっていると思いました。また、1では野望に燃える女医(教授でもあります)が朝田によって変わっていき、今回の3では何の説明もありませんが、小さな花のピアスをしていて、その小道具が優秀な外科医だけでなく、女性らしい成長をとげた加藤という印象を受けました。
要領の良いクールな新人研修員の真柄(谷村美月)の意識が変わっていくのも興味深かったです。なにしろ3まで制作されたドラマでほとんど出演者が同じなので、チームワークの良さが観ていて伝わってくるのです。1人して無駄なキャラクターがいないというのは、いくら原作があるとはいっても、1からずっと脚本を担当していた林宏司の功績もとても大きいと思いました。同じ脚本家がすべてのエピソードを担当することによって役がブレないのです。1人の脚本家によるドラマは役者さん達も演じやすかったと思います。
1〜3にいえることは、人は1人では生きられないと同義語のような「優秀なチームの大切さ」、命の尊さ、またシリアスになりすぎないように、木原(池田鉄洋)のコメディ演技など、視聴者を疲れさせないように制作されていて、1週間がとても待ち遠しかったドラマでした。
「医龍2 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラック
すばらしい番組には近頃良い曲がつかわれている。
TVサントラ盤なのになかなかいい。
厳しさと切なさと優しさと荘厳、、、
これらがひっくるめてつぎつぎに聴くことができる。
新しいものはさほどないのに番組効果であろう。
よくこなれている。
ぜひみなさんもお聴きになってください。
医龍 19―Team medical dragon 客人 (ビッグコミックス)
医龍は全館かってしまった30歳サラリーマンです。本当にこのシリーズは面白い。朝田の強い個性に魅かれざるをえません。
19カンは自分的には野口と朝田の独特なからみがとても秀逸に描かれていて、特にお気に入りの1巻です。あからさまな距離感の朝田に対する野口の態度。また、今までになかったような空気が二人にながれている、その特殊な時間から目が離せません。朝田は俺の中の永遠のカリスマになるでしょう。1回よんでみてください^−^