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ファイアーエムブレム トラキア776 リアレンジサウンドトラック
全10曲というのはアレンジCDということを考慮しても少し寂しい気がします。
もとのトラキア776の音楽自体が「聖戦の系譜」などと比べて少ないので仕方がなかったのかもしれません。
(まだ容量が残っているので、あと5曲程度入れてほしかったという気持ちはあります)
曲数は少ないですが、1曲あたりの時間は3分〜5分とちょうど良く、FEらしいアレンジに仕上がっています。
収録されている曲はどれもおすすめですが、あえて選ぶとすれば「レイドリック」を推します。
レイドリックは第1章から登場するトラキア776の代表的なボスですが、その情けなさは他のFEシリーズに類を見ません。
しかし音楽はその情けなさとは正反対の曲調で、静けさの中に重厚な力強さがあるという感じで聴きごたえがあります。
トラキア776をクリアした数少ない方々やFEファンに特におすすめします。
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ファイアーエムブレム トレーディングカードゲーム 第1弾 スターターキット
これは、2001年8月に一弾が登場したファイアーエムブレム(FE)シリーズのトレーディングカードゲーム(TCG)の初代スターターパックです。
このパックには最低限必要な『ユニット』(キャラクターが描かれているプレイする上で必要不可欠なカード)と、武器・魔法(『ユニット』に付与することで戦闘力に幅を持たせることができるカード)『サプライズ』(ユニットの戦闘力を上げたり、相手の妨害をしたりなど、さまざまなハプニングを起こすことが出来るカード。)『土地』(マップ上に設置することでさまざまな効果をもたらすカード)などのカードが入っています。
また、ルールブックやチップ、紙製のマップなどゲームに必要なものも一緒に入っています。
3×4のマップを使ったゲームのルールはやや難しいところがあるものの、このシステムだからこそできる遊び方も数多くあり、慣れると病みつきになる面白さです。
ただ、2004年10月現在では他の弾に比べるとユニットはどうしても戦力面で見劣りしてしまいます。(他の弾では強いユニットが数多く登場しているので)なので、この弾は武器・魔法・サプライズ・土地などを集めるものとして考えて下さい。(ブリアン・LV10ユリア、Sオイフェなどは今でも人気は高いですが)
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20th Anniversary ファイアーエムブレム大全 (ワンダーライフスペシャル)
今まで見たくても見れなかったキャラクタ―のイラストが見れたり、
紋章のキャラの今までの比較図なんかはすごくおもしろかったし、
懐かしい!と思わず読みふけってしまう1冊。
ただ大全というにはちょっと足りないかもしれないです。
キャラも多いし設定も複雑だから大変だとは思うのですが、
5000円出してももっとこれが大全だ!というのを読みたいと思いました。
中途半端は否めないかな…
でも買って後悔はしていません。
ファンなら買いです。
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ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
何度もクリアした作品です。
初プレイから10年近くの月日が経ちますが、今でもSFCを引き出してプレイすることがあります。
親子二世代にわたる大河的なストーリーは続々と続編が出てきている中でも秀逸のものです。
キャラクターの描写はGBAの作品からはじまる支援会話には劣りますが、
一部のキャラクターを除いて自由にできる恋愛システムは魅力的でした。
特に親世代の恋人関係はそのまま子世代に影響することも…!
戦いたくないものたちとも戦わなければならないこともあったり、
戦争のかなしさやむなしさ、やるせなさはこのシリーズのメインテーマとも言うべきでしょうが、
聖戦の系譜ではそれが顕著だったように思います。
ストーリー展開は驚きと悲しみの連続ですが、クリアしたときの達成感はかなりあります。
難易度はターン毎にセーブ可能なおかげでシリーズの中でもさほど高い難易度ではないでしょう。
しかし、恋人の有無、子世代の登場キャラが代替キャラかどうかなど、会話の条件も細かいので、
一度のプレイでは見る事のできない会話もたくさんあります
またクリアごとに少しですがオープニングデモ画面が変わり、
その中には、ストーリーに深く関わってきそうなワンシーンもありますので、必見です。
(15回クリアすると全部見ることができます。
残念ながら私のソフトはデータがとびがちでしたので全て見ることはできませんでしたが)
慣れてくれば子世代を代替キャラで乗り切る、というハードな遊び方もしてみるのも面白いかもしれません。
Wiiのバーチャルコンソールでも配信が決まっているそうなので、
戦略シミュレーションが好きな方には一度はプレイして欲しい作品です。