勝手にふるえてろ (文春文庫)
一気に読みました。短いので。
数年に一冊ペースで出すには、
小粒すぎる、と思います。
正直、この文章量、このスカスカの行間、
仕事量少なすぎ、と思いました。
面白い表現はあるんだけども、小説としてどうなの?
この著者のほかの作品は読んだことがないのですが、
このくらいの実力で芥川賞作家って、
なんだか腑に落ちません。
タイトルも、なんだかポイントがずれているような。
細かい描写は、同じ女性として、わかるわかる!の連続なのですが、
全体としてみた場合、弱いなぁ〜と感じました。
ひらいて
「磁力と重力の発見」を読み終わり、休憩で本書を読みました。
文章は読みやすく一日で読み終わります。
40年前の高校生の時代が見事によみがえり、甘酸っぱい気分に浸れます。
しかし作品中の性的行為の描写がありますが、
あそこまで具体的に記述する必要性はあったのでしょうか。
筋としては存在理由はありますが、古くは「貧しき人々」や新しきは「橋の上の子ども」のように
比喩か省略で読者に想像させることはできたのではないでしょうか。
それができていれば星五つです。
具体的な描写は誰でもできます。
それをせずして伝えるのが文学者でしょう。
著者の作品を読むのはこれが初めてです。
これが売りなら仕方ないですが、歯止めは掛けた方がよいと思います。
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何が良かったって?
上戸彩?!!
それもそうだけど神木隆之介君です!可愛く演技超上手い!!!もう一気にファンなっちゃいましたw
さて映画はというとうーん脚色・表現はというと残念ながらそれほどでもありません。しかし時折交えられるミュージカル調な演出、テンポ、リズム、ビジュアル、コミカルなBGMはなかなかに良かったですが・・・やっぱこの映画の魅力は何よりも神木隆之介君の可愛さと上戸彩の下唇に尽きるかもしれませんw
勝手にふるえてろ
一気に読みました。短いので。
数年に一冊ペースで出すには、
小粒すぎる、と思います。
正直、この文章量、このスカスカの行間、
仕事量少なすぎ、と思いました。
面白い表現はあるんだけども、小説としてどうなの?
この著者のほかの作品は読んだことがないのですが、
このくらいの実力で芥川賞作家って、
なんだか腑に落ちません。
タイトルも、なんだかポイントがずれているような。
細かい描写は、同じ女性として、わかるわかる!の連続なのですが、
全体としてみた場合、弱いなぁ〜と感じました。
蹴りたい背中 (河出文庫)
クラスで孤立している人がどのような形で(意識面、行動面とも)しのいでいるかはそれぞれだろう。本作の主人公・ハツが選んだ(選ばざるを得なかった)その形について、いい悪い、好き嫌いなどを云々せず、ただひたすら彼女の心情に寄り添うことに徹して読んでみれば、たいそう胸の痛くなる小説だった。
そんな学校生活の中で、ハツが興味をもった一人の男子・にな川。彼もまた孤立しているのだが、熱狂的ファンである「オリチャン」が心を占有しているため、孤立の事実にすら無頓着に見える。
そんなにな川に対し、ハツが抱いた名づけがたい感情を、一見子どもじみた、しかしどのようにも受け取れるふくらみをもつ「蹴りたい」という衝動で表現した手際。実際に蹴るシーンの熱っぽくて濃い独特の空気は、なかなかのものと思う。
目に見えて何が変わるでもないラストは、好みが分かれたことだろう。ハツのクラスでの状況がよくなる見通しは全くなく、にな川も同様。二人の間柄も「蹴る―蹴られる」関係のままである。
彼らのそれからが気がかりで、しばらく尾を引いた・・・どんなふうにであれ、登場人物が長く読者の心に居座り続けるというのも、魅力的な小説の要件のひとつではなかろうか。