卒業 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
もちろん作品そのものは★★★★★です。
いま若い人がこれを初めて見て面白いと思うかどうかは別としても、公開当時のインパクトや、今も残る歴史的価値を鑑みれば、高い評価が妥当でしょう。
しかしこのブルーレイ版に対しては★★★がせいぜいです。
★を二つも減らすというのはかなり大きいのですが、この商品にはそれほどのマイナスポイントがあります。
それは信じられないほど字幕が酷いということです。(吹き替えはありません)
あまりにも酷いので、映画の価値すらもをかなり大きく減じてしまっていると私は思います。
この字幕は正直言って日本語に、いや文章になっていません。
翻訳は不正確かつ不自然で、その精度の低さはまるで機械翻訳のようです。
言葉のつながりが悪いため、短いくせに意味が分かりにくい。
たとえばある場面で、ヒロインが主人公にこう訊ねます。
「あなた情事は?」
すると彼は、こう答えます。
「起こったんだ 日常の出来事のように」
気が遠くなるほど不自然なやりとりですが、つままりこれは、あなたは深い意味での恋愛(英語字幕が選べないので分かりませんが、もとのセリフはLove affairでしょうか)をしたことがあるの?という質問に対し、誘われてそうなってしまったことはある、と答えているんだと思います。・・・たぶん。
本来の意味を推測しながら見るのは、まるで暗号解読のようです。
世にあるこの作品に対する映画評には、「甘酸っぱい青春の想い出」とか「若さゆえの不安や苦悩」とかいった情緒的な言葉が並びますが、このブルーレイからそんな情緒を感じ取るのは、かなり難しいと言わざるを得ません。
そこが作品の大きなポイントだとするなら、この商品には★★★の評価もやむなしといったところではないでしょうか。
と言ったわけで、このソフトを薦められるのはすでに映画を何度か観て、作品の魅力が何処にあるのかを十分に知っている人であって、白紙もしくはそれに近い人には薦められません。
卒業 [Blu-ray]
☆ブロードウェイの新進気鋭の演出家だったマイク・ニコルズが、過激な問題作『バージニア・ウルフなんかこわくない』についで発表した2本目の監督作品。無名の新人ダスティン・ホフマンを、一躍大スターにした名作として、まず知られているが、同時にこれは、かなりきわどいセックス描写を、軽いフットワークで飄々と見せた作品でもあった。新人の起用、自由な性描写、斬新な音楽と、【アメリカン・ニューシネマ】の特徴を、合わせ持った先駆的作品である。主人公のベンジャミン、愛称ベン(ダスティン・ホフマン)が、大学を卒業して実家に帰るところから始まる。実家は金持ちで、どうやら急いで働かなくてもいいらしい。卒業祝いのパーティで知り合ったのが年増のロビンスン夫人(アン・バンクロフト)。彼女はベンを誘惑し、関係を深めるが、次第にベンのほうも夢中になってしまう。ところが休暇で、ロビンスン夫人のエレーヌ(キャサリン・ロス)が帰ってきた事から、おかしな事になる。両親の進めでベンは、イヤイヤながらエレーヌとデートをするのだが、その純真さに参り、本気で恋をしてしまうのである。だが母親との関係を知り、他の男と結婚を決めた彼女を、ウェディング・ドレスのままさらっていく映画史上に残る名シーンが有名。アメリカン・ニューシネマの先駆的作品では『俺たちに明日はない』と双璧だが、ユーモア感覚にマイク・ニコルズ監督の余裕が垣間見える。等身大の特質が魅力のダスティン・ホフマンの見事な演技力が白眉☆。
マジック・ジョンソン・プレゼンツ:「マジック・ファンダメンタルズ Vol.1」基礎編 [DVD]
出演者はNBAのスター選手ですが、内容はしっかりと基礎。
マジック・ジョンソンが総合コーチで、メロ、ハミルトン、スタウドマイヤーなどを交え、実演しながらポイントを解説してくれます。
ミニコーンを使ったドリブル練習、シュート時のフットワーク練習、ジャバーのフックシュート練習などが特に面白かったですね。関心しまくり。
それと、マジックしゃべりまくりでした〜(^^ゞ
ふしぎの国のアリス【日本語吹替版】 [VHS]
誰もが小さい頃、本で読んだりしたこの「不思議の国のアリス」ですが、映画として観るとこれまた大分面白いですよ!知っているだけに、余計興奮してしまいました。そして、さすがディズニーですね、モノの1つ1つが手がこんでいて、すごい立体的にみえるんです。音楽も素敵だし、カップルでみても良いのではないでしょうか?!