花嫁のパパ [DVD]
娘が帰ってくると聴かされてルンルン気分の父親ジョージに突然告げられた、娘の彼氏存在の事実、そしてまさかまさかの結婚。まさに青天の霹靂!!天国から地獄に突き落とされたかのような父親の心情をスティーブマーティンが熱演しています。父親経験のない人であっても彼の演技、言葉から父親の苦渋が痛いほど感じられます。やっぱりいくつになっても娘は娘。いつまでも娘にとって一番の男性でありたい父親の願いが伝わってきます。
険悪な雰囲気になりがちなジョージ一家と対極にある結婚コーディネーターのお気楽でぶったまげたキャラの存在がストーリーを決して重いものにはさせず、コメディーとして作品に好印象を与えています。
いちいち文句をつけずにはいられずヤケになってハラハラさせるジョージも次第に娘の本当の幸せを考えはじめてラストで一応のハッピーエンドにもっていくストーリー展開には観客を十分満足させることでしょう。
人物描写、人間関係、ストーリー展開、キャスト、どれをとってみても秀逸です。この温かく、面白い作品をぜひ鑑賞してもらいたいです。お薦めです。
花嫁のパパ [DVD]
花嫁の父(1950)のリメイク。コメディ版。
サボテンブラザースと、裸のガンシリーズを見れば
スティーブマーティンを語る資格ができるだろう。
娘とパパのバスケットボールをするシーンが最高。
真似して家にゴールを取り付けようと思ったが,値段も高く、
場所もなかった。残念。
花嫁のパパ 2 [DVD]
『花嫁のパパ2』は、コメディではあるが、ギャグ映画ではない。
いいお話が見たいという人にはおすすめ。
前作に比べて涙度アップ。笑い度ダウン。
スティーブ・マーチンも森繁久彌化,西田敏行化する。
コメディアンの道は洋の東西問わずということである。
花嫁のパパ2
1996年公開のアメリカコメディ映画。「花嫁のパパ」の続編で監督はチャールズ・シャイア(「赤ちゃんはトップレディがお好き」の監督)で主演はスティーヴ・マーティン。キャスト、スタッフとも主に前作と変わっていない。音楽も前作と変わらずアラン・シルヴェストリ。アラン・シルヴェストリは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ「プレデター」シリーズ(エイリアンVSプレデターは除く)「アビス」「ボディガード」「永遠に美しく」「フォレスト・ガンプ」「ボルケーノ」「スチュアート・リトル」シリーズ「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」「リロ&スティッチ」「トゥームレイダー2」「ヴァン・ヘルシング」「ポーラー・エクスプレス」などの大作、名作のスコアを担当してきた。この花嫁のパパ2もすごく良い出来です。前「結婚」というテーマのせいかワーグナー「結婚行進曲」のメロディに少し似ているテーマ曲は今作にも出てきて面白いです。前作のテーマをうまく発展さしていてこれも前作と今作の共通性を持たせるのにいい効果を出していてさすがでした。そしてバック・トゥ・ザ・フューチャーよりやさしいテーマ曲は聴いていて安心するような感じですばらしい。バック・トゥ・ザ・フューチャーのような迫力のある曲やこの花嫁のパパみたいなやさしい作風の映画にも音楽を付けられるアラン・シルヴェストリの才能を証明しているような感じか私はします。
全体にやさしい、いい感じの曲で少しパロディが聴いたコメディ作品の映画音楽は私の好んで聴いている分野で少し偏見があるかもしれませんがこの作品が私の映画音楽のベスト10には必ず入る作品なので星五つにしました。