ドラマCD 家族ゲーム
原作が長期連載なので、今回は「世界観」のご紹介部分が強い感じがしますね。話が盛り上がってくるのもこれからの気が。声優さんに関しては及第点かなあ。悟君のお母さんが「ちょっと声の感じが若すぎない?」という感じもしましたが、「早合点母さん」のイメージにはぴったりかもしれないと納得。遊佐母は雪野五月さんの声で「ナチュラルに外道」のイメージが増幅化された気がします。第2弾も期待します。
ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術
セガの新人研修に行われたノウハウを纏めた本である。
最初にも書かれているが、本書はC++の基礎の手続きを一通り学び、習得した人が「じゃあ、実際にゲームを作るには如何したら良いの?」と思った時に取る本である。その為、全くのプログラミング初心者が手に取る本では無い。知ってて当然のことは飛ばしているので一章目で本書を難しく感じたら、無理せずC++の勉強を別途行ってから来ること。天才プログラマと呼ばれる様な人種が書くプログラムはともかく、普通のプログラムはその基礎の部分の積み上げたものが殆どなので基礎を疎かにせず積み上げた方がよい。
軽妙な語り口で、順序立てて解説してくれる為実際に研修をうける様な感覚でゲーム開発を体験できる。
決して簡単な事を行っている分けでは無いので、本書を最後までやり遂げるのは簡単ではないが、その分最後まで言った時の開発力の著しい向上だけは保証できる。
趣味で終わりたくない人向けの本である。
ひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック (Software Design Books)
最初に断っておきます。
ある程度C/C++/C#のどれか少なくとも一つで、実用的な(規模の)プログラムを書いた経験/他人のプログラムをデバッグすることになった経験がないと、多分、放り出したくなります。
(万人向けではない、ということで★4つにしました。)
で、上級者が読んで面白い本かというと…これまた実は微妙。
多分に、知っているテクニックが多いはずなので。
(ただし、私としては、ラクダ記法とか、ハンガリアン記法とか、その辺りの記法が何故産まれて、何故消えていくのか、変数の書き方なんて、使っているIDEに実は影響される宗教論争に過ぎないんだ、なんていうところの考察は面白く読めました。)
ちょっとしたプログラムがしっかり書けるようになり、ちょいと天狗になっている中級者に、『がつん』とインパクトとインスパイアを与えてくれる本だと思います。
最終章、ケンイチ君がデバッグするプログラムを、見ただけでバシバシバシとバグを修正できるような超上級者には不要な本…かな。でも、そのプログラムを追っていく過程で、ケンイチ君に感情移入して泣いた私がここにいます。
物語は…少し破綻してるところが面白いとも言えるかもしれない(w
そして、雑誌連載時にはなかった、エンディングに…あなたは涙する。(…大げさな。)
親子でチャレンジ!頭のよい子に育てる知育ゲーム70
5歳児(男の子)の子供を持つ母です。「闘いごっこやろー!」の毎日でしたが、この本を買ってから、「次はこのゲームやってみたい。」と毎日親子共々、楽しんでいます。色々と準備する必要もなく家にあるものでできるので、本が届いたその日から、楽しませてもらっています。「こんな単純な遊びでも子供は楽しいんだぁ!」と発見の毎日です。知育ゲームと聞くと、本当に楽しいのかしら、難しいのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、心配無用です。また室内でやるゲームがほとんどなので、寒い日や、雨の日などにはうってつけです。旅先などでも手軽に出来ますよ。
ライヴ・イン・ブカレスト [DVD]
1992年にルーマニアのブカレストであったLIVEをDVD化したものです。
もう既に多くの方々がその感動をレビューで書かれている通りの感涙のLIVE映像です。
ゴルチェの金色のフェンシングスーツに身をつつんだマイケルが、地下から舞台へ飛び出してきて、暫くの静止後に「JAM」を歌い踊るオープニングに始まり、途中、ラッキーガールと呼ばれる“女性ファン”を抱きしめながら歌う「She's Out of My Life」やジャクソンズの頃からの名曲「I'll be There」、あの有名な「Thriller」や「Billie Jean」、そしてまるでマイケルの将来をも暗示させるような崇高な曲「Will You Be There」など、どれもマイケルの魂が込められた曲が彼のSexyで驚異的な踊りと共に2時間たっぷり堪能できます。本当に本当にカッコいいの一語に尽きます。
ああ、マイケルってこんなにカッコいい、素晴らしい才能を持っていた人だったんだ!と言う感動と同時に、もう彼には2度とこの地球上では逢えないのだ…と言う現実の無情さに涙が毀れます…。
私はマイケルのことは「Thriller」で知ってはいましたが、他に追随を許さない天才的なダンスは勿論ですが、これほど多種多様な音楽の才能を持っていた人だったとは残念ながら亡くなってから知りました。きっとそんな人は多いと思います。それほど彼の真実の姿は、特に日本ではここ十年位本当に知らされていなかったのだと痛感しました。それはある意味マスメディアという媒体を考えさせられ、なお今後私達に残され与えられた課題でもあり反省でもあるのだと思いました。
とに角、このLIVEのどのシーンを観ても、胸が熱くなる、目頭が熱くなる。正に陶酔の2時間です。一部の方々が書いている”観客であるファン達の様子を映し過ぎる”という指摘については、個人的には生のLIVEステージをその場で見ている感覚に襲われむしろ臨場感を味わうことができました。
添付されている「歌詞の内容」も本当に深いです。読んでいるとまたまた感無量になります。また、マイケルは歌と踊りだけではなく、作詞作曲も自分でしているものが多いというのも素晴らしく凄い事ですし、まさに音楽の天使というか天才そのものです。
天才は私たち凡人に、己の苦悩と闘いながらも沢山の「喜び」と「感動」を与え、そして残し、静に昇天していきました。
マイケル、ありがとう。そしてご苦労様でした。どうか安らかにお眠りください。