陪審員 [DVD]
映画の中のデミー・ムーアが好き、という人はコレクションに加えたい作品です。ストーリも全般を通していい。最後の苦しい結末は少し良くないかなと思うけど、徐々に盛り上がる全体の緊迫感は実にいい。数年に一度は見たくなる作品なのでDVDで所有しています。新品がもう販売されていないのが悲しい。どうして評価が良くないのか・・、細かい部分にケチをつける批評家的な評価はどうか知りませんが、素人の映画ファンとしてはデメー・ムーア演じるやさしさと強さが魅力的でいいし、ストーリもいい、と断言する。
私の中のあなた [DVD]
原作を先に読みましたので、本当に驚きました。何故この結末にしたのか?これはこれで十分感動でき、良い映画だと思います。原作を読みながら、想像していた結末だったからです。ただ原作を読み終わった後で感じた気持ちとは、まるで違うものでした。だから忠実な映画化も観てみたかったですね。★五つは若いキャストの表情が光っていたから。
ワーキング・ガール [DVD]
スト-リ-は単純で学歴のない下積みの秘書の女性が同年齢の女性上司
が骨折で入院中に下克上を起こすというものだ。
こういう映画を見ていると、日本と違って学歴の差とか秘書と幹部社員
の差とかが欧米社会では埋めることのできないほどの大きさのものであ
ることが実感できる。
最後に主人公の女性が他社に重役として採用されてハッピ-エンドとなる
がちょっとあまりにあっけない。もう少し、そこへ行くまでの道のりを
ていねいに描くべきではなかったかと思う。実際こうしたことはありえな
いだろう。
ハリソン・フォ-ドは魅力的だがやはり少し年をとり過ぎ。もう少し若い
俳優でもよかったのではないか。
レッド・オクトーバーを追え!アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
まずこの映画の主人公ともいえるショーンコネリーの存在感が抜きん出ています!
乗員への冷たい言動や多くを語らない姿勢に一見ワンマンな艦長に思えますが、
物事に動じない姿勢の裏側には胸に秘めた深い思いと部下を思いやる責任感が感じられます。
これぞ腹をくくったトップリーダーの真の姿ではないでしょうか。
部下の不満を抑え自分の気持ちを抑え艦長の考えを尊重しようとするサムニールもいい演技をしています。
こういったぎりぎりの人間関係の演出はダイハード1を撮り終えたジョンマクティアナン監督のセンスを
感じさせます。
そしてロシアをイメージしたテーマ曲やILMの潜水艦戦闘映像のリアルさも他の潜水艦映画とはレベルが違います。
もうひとつ特筆すべきは緊張感を盛り上げる音響技術。
水中戦という事で魚雷のスクリュー音があらゆる方向から通りすぎるシーンや潜水艦の深度を下げる時の船体のキシメキ音など、
プラスしてテンポの早いサブマリン調BGMにより目を閉じていてもハラハラします。
観終わった後の充実感を感じながらエンディングを眺められる数少ない映画です。