ベスト・クラシック100 2
価格は同じクラシック系では3000円と平凡だが、6枚組は想像していたよりもボリュームが多い。
クラシックにこだわりのある人はこの選曲は許せないかもしれないが、それ以外の人なら楽しむことができるだろう。
6枚のCDはそれぞれ異なるコンセプトで選曲されているので自分が好きな曲調を選んで楽しむことができる。
さまざまな音楽家や楽団の曲が収録されているので、自分に合うものを探しているときには便利な1枚。
このCDで幅広くクラシック音楽を聴いてみて、もし気に入った作曲家がいれば次はその作曲家の音楽を買って深く掘り下げてみるというのも良い。
クラシック音楽に興味を持っているが、何から聴いたらいいか分からないという方にもおすすめする。
自分のお気に入りの1曲を探すことができれば、生涯の友として長くつき合うことができるので幅広く聴くのは悪くないと思う。
恐怖の火星探検 [DVD]
『エイリアン』の元ネタ映画のひとつとして有名な本作はわが国ではTV放映された劇場未公開作品。書籍によっては『それだ!宇宙からの恐怖』とか『それだ!宇宙からきた吸血鬼』と直訳邦題で紹介されている。
本作が制作された1958年の現実世界は有人宇宙飛行はおろか米国においては人工衛星さえ打ち上げ成功してない時代…宇宙暦が始まる紀元前なのだ。
火星ロケットに密航したモンスターがロケットの下層部から上層部にある司令室に乗組員を追い込むというプロットは魅力的なサスペンスだが、宇宙服を着用した乗組員が船外からさらにロケットの低層部に移動するというモンスターを出し抜くシチュエーションは優れたアイデアであり宇宙空間での船外活動描写も素晴らしい画面に仕上がっている(アメリカ人もロシア人も地球人が宇宙飛行経験してない時代に作られた映画なんだぜ)。
エアロックされたハッチドアの向こうには地獄があるという最近のSF映画には希薄となった大宇宙の掟が本作ではサスペンスのルールとして有効に機能してます。
本レーベルのDVDシリーズの中では良質の画像なのでSF映画ファンなら“買い”です。
『エイリアン』ファンならもちろん必見ダス。