絶対少年 2 [DVD]
最近ほとんどアニメを見ない私が、このアニメにはどっぷりとハマってしまいました。
こんなアニメの作り方があるんだ!と非常に感銘を受けています。
毎回色々深いセリフがあって考えさせられます。だからと言って作品の雰囲気は重くなく、とても穏やかです。
少年少女が主人公ですが、作品の持つ雰囲気や内容からどちらかと言うと大人向けなアニメな感じがします。
多くの人に見てほしいアニメです。
奇異太郎少年の妖怪絵日記 壱 (マイクロマガジン・コミックス) (マイクロマガジン☆コミックス)
元が携帯コミックだから、絵本マンガ的な見てくれはしょうがないが、やはり密度の薄さは気になるところ。ストーリーは、まあ楽しめるのだけど特定のパターンがあって(しかも既存の他作品にも良く似たパターンが多い)、この一冊を読んでる分にはまだそんなに気にせずいられるのだが、2冊目もこんなパターンだとトーンダウンも甚だしいのが目に見えるようだ。いちおう、新しい伏線もあるようだが、残念ながらこれも既にネタが読めてしまっているような気がしている。基本的に作者の自己満的な傾向が(特に序盤に)強く、良しとするかどうかは人によってわかれるところかも。さて、作者はどこまでがんばれるのか。良い意味でのどんでん返しを期待したい。
絶対少年(9) [DVD]
内容の感想は他の人がたくさん言っているので違う視点から観てみました。
作画はスピカのときよりも断然良くなってます。時間に追われてのヤッツケ仕事になってなくてホント良かったです。
音楽は個人的にサントラを買ってしまうほどですよ、言わずもがな。
声優について。ハンター×ハンターのレギュラー揃い踏みでした。それぞれの絡みは少ないですが。それとびっくりしたのは阪倉役の斉藤恭央さんって桜塚やっくんじゃないですか。以降阪倉はイメージ変わりました。オカカばばあ役にはよかったのかも。
絶対可憐チルドレン 31 (少年サンデーコミックス)
才能・能力を持たない故に持つものを憎み、攻撃する、足を引っ張る。今回、敵方の拠る考え方が明かされました。
一方で一巻で書かれた様に、「本人すら持て余していた困った個性が、他人に評価され賞賛されると「才能」と呼ばれる」という面もあるわけです。
チルドレンなんかはこちらですね。
兵部のように、望みもしない背信、絶望の試練を抜けた後に身についてしまった「能力」もあります。
この対立がいかなる戦いになるのか、結構重たいテーマなだけに、どのように決着をつけてくれるかが今から楽しみです。
対立軸がはっきりしたことで、物語は少しずつ収束へと向かう準備が進んでいるのでしょうか。
他のレビュアーさんも言うように、相手を撃った挙句に核攻撃エンド、なんてのは嫌ですから、
なんとか綺麗な終幕へと導いて欲しいと思いつつ、続きを楽しみにしたいと思います。
2012/09/01 追記
兵部が凄く味のあるキャラになってます。
ブラックファントムとの決着の為に攻め込んだはずなのに、
最終的にギリアムを助けて、自分は死亡(復活のタネは残しましたが)してしまいます。
25巻でユーリを助けたことと考え合わせると、ギリアムを残したのは、
ギリアムを倒すことによってブラックファントムの手がユーリに伸びるのを懸念したのかなとも思えます。
自分自身の翼が折られたことへの単なる復讐者ではなく、
25巻では敵手に更正の機会を与えたり、本巻ラストではチルドレンへの優しさを見せたりして、
兵部はキャラに厚みが出てきたなぁと感じてます。今後が楽しみです。