のだめカンタービレ DVD-BOX (6枚組)
本広克行監督が「サマータイムマシンブルース」を撮っているとき、カメラが回っていないところで派手にスッ転んでいた上野樹里を見て「のだめがここにいる!」と言ったそうだが、まさに結果は本広監督の予言通りになった。このドラマは何といっても映画的な色彩が強いのが成功の要因だと思う。ゆえに映画化という流れになるのだろうが、上野、玉木宏、水川あさみ、瑛太、小出恵介、竹中直人・・・などなど、現代の日本映画を支えるトップスターたちがこれだけ集まれば、まず外すことはないだろう。原作は未読だが、それでも脚本の上手さには舌を巻いてしまう。とにかく間延びしない工夫が随所に盛り込まれていて、主演2人以外のキャラクターもしっかりと書き込まれているので、添え物的な扱いになることもない。加えて日本のドラマも映画も予算上、音楽が非常にチープなことが多いのだが、これは堂々のクラシックであるため、重厚感も抜群だ。その重厚さの中で玉木宏も白目を向いて痙攣したりしている(笑)。このギャップが何とも気持ちいいのである。竹中直人の演じたシュトレーゼマンのアナーキーさも最高。最後にはカッコよく見えてしまうのが凄い。連続ドラマとしては近年向かうところなしの面白さであり、まさにエクセレント!といえる傑作ドラマだ。ぜひ観てください。でも特典ディスクだけは初回限定以外にも付けてほしかった。
機動戦士ガンダムSEED COMPLETE BEST
OP,EDの殆どの曲が入っていたので本編を思い出しながら聞くのにはとても贅沢な1枚だと思います。
しかし、使われた全ての曲を入れて欲しかったなーという事もありあえて4つ星にしました。
個人的に好きな曲の一つとして、「FIND THE WAY」です。
いわずと知れたSEEDの第4作目のEDなんですが、やはり後半の曲のイメージソングだけあり哀愁漂う曲だと思いました。
過去活躍していたキャラクターも出ているエンドロールが印象的ですね。
そのキャラクター達の穏やかな顔と、そのシーズン放映されていた本編の内容のギャップが余計涙を誘う1曲となりました。
ガラスの様な心を持ったキャラクター達の心を映し出すような曲だと思ってます。
なんて素敵にジャパネスク 人妻編 11 (花とゆめCOMICS)
人妻編もついに最終回…。
帥宮と瑠璃姫との関係もいよいよ終止符が打たれた。最後はばたばたとなって
しまったものの、高彬の活躍とその後日談が描かれている。
帥宮編はなかなかストーリーの先が見えず、わくわく感があり非常におもしろ
かったと思います。
そして、氷室先生が他界された今となっては、なんて素敵にジャパネスク全体
も最終回…。非常に残念に思います。
個人的にはジャパネスクのすばらしい登場人物や舞台を活かし、いつの日か
山内さんのオリジナルシナリオで、その後の瑠璃姫が描かれると嬉しいのですが…。
とにもかくにも、氷室先生のすばらしい原作を最後まで高いクオリティで
生かし切った山内さん、本当にお疲れ様でした。
エッセンシャル・ベスト 弘田三枝子
歌謡曲、ポップス,ジャズと何を歌わせても、やはり、うまい人が歌うとうまい と感じてしまう。
整形を何回したとか、歌に関係のないところで、ゴシップ的に扱われることが多いが,シンガーは歌で評価すすのが当たり前。
英語の発音ももちろんきれいで、何より,彼女の声量と表現力に、日本人としてこういう歌手を持った事に誇りすら覚えてしまう。
技術と天性の声の良さ、聞き直してみて欲しい。
NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]
漫画ファンとしては、キャラに愛着があるので、どうしても難しいのでは?と思っていました。
キャラの顔や体系がしっかりしている分、小説の映画化より難しいかも…。
案の定、違ーう!!という感じでした。
役者さんが悪い訳ではないのですが…。
物語としてもがんがん進んで(ハチの小悪魔というか我が儘っぷりがなかったし、ナナの女王様振りも…)、原作読んでいない人は大丈夫かな?と思っていたら、原作知らない友達は「面白い」と言っていたので、逆に読んでいない人の方が楽しめるのかも?
でも、ライブシーンは、惚れ惚れしてしまいました。
今回は爽やかでしたね。
続きが出るそうなので、これからナナのハチに対する強い独占欲とか、ハチの小悪魔っぷりとか、レンのナナに対する歪んだやきもち(?)とか、ブラストとトラネスが絡んできてどろどろしていくんですが、どうなんでしょう…。
期待も込めて、星四つ。