雨の翼 [DVD]
映画の尺については他のレビュアーの方々とまったく同感です。
もっと長くこの映画に浸っていたかったです。
学校の屋上の扉越しの光溢れる甘雨の中のバレエの映像は神々しいまでに美しかったです。
一瞬の瞬発美なら『花とアリス』の蒼井優のバレエも凌駕していたと思う。
それはとにもかくにも主演の藤井美菜の魅力の発露の瞬間です。
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奥さんが見ていた東方神起の『どうして君を好きになってしまったんだろうう』のPV。
いい歌でしょと自分に問うが自分の返事は気もそぞろな『うぉ?お、おん』というのが精一杯だった。
歌なんか耳に入っちゃない。
そこに映る彼女の姿から目が離せなかった。
表情の細かな演技に一瞬で恋に落ちた。
感情移入し過ぎて最後の溜息のシーンでは元カレ?の役者に『この!ド阿呆がっ!!』と120dbで怒鳴ってた。
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特典映像は彼女のインタビューと彼女に密着したメイキングです。
ナレーションも彼女自身です。
しかも本編の約2倍もの時間の特典映像です。
それだけでもこの映画は主演の彼女の為の映画であることは疑いようが無い。
自分にはそれ以外にこの映画のレゾンデトールはない。
なぜなら主演が藤井美菜でなくアジアンの隅田ではこの映画が成り立たないからだ。
そしてその特典映像が一番の見所かもしれない。
その前に虹の女神は観ておいた方がいいかも。
環水平アークって...こんなことってあるんだ。
この監督の作品の主演女優。
上野樹里に蒼井優に藤井美菜。
趣味があうね。
すけべだろ。
RAINBOW
とにかく声が好きですね。私が唯一アルバムを聞きたい!って思うアーティストさんです。
「lose control」という曲は歌詞を見て思わず笑ってしまいました。
かっこいい曲だと思っていたこの曲の中に“ケチャップ”とか“チーズ”っていう歌詞が入ってたことに
すごく衝撃を受けました。難しい英語を言ってるのかと思ってたので余計ですね。
このようなユニークな曲もあれば、元気をもらえる曲もあったり、しんみり心に響く曲もあったり、
全部の曲を聞きたい!と思う理由がこれですね。
長髪大怪獣ゲハラ [DVD]
大手の映画会社やテレビ局の作る如何にもな大作映画ローレライやドラゴンヘッドや日本沈没や感染列島といった大金をただドブに捨てる様な駄作が量産される中まさに一服の清涼剤の様な溜飲が下がる思いであった。やはりこういうB級テイスト溢れる作品こそ樋口慎嗣にふさわしいと思いを新たにする良作であった。それはそれでいい。がしかしこの作品って俺らの受信料で作ってんじゃねぇのかいNHKさんよ?それで金儲けしちゃいかんだろう!以前からNHKが映画作ったり本出したりする度に思ってたんだけどこれって体のいい二重取りなんじゃねぇの?仮に金取ったとしても最低限の商品代以上の金取っちゃまずいんでないの?今まで全く問題にならないのが不思議でしょうがないんだけど?
シムソンズ 通常版 [DVD]
解説の方のおかげか、すっかりにわかファンになってしまいました。
これは、青春カーリング映画。
舞台は北海道の田舎町。時は高校三年生の冬です。
4人の女の子が主用人物なんですが、個々にキャラがあって楽しめました。
展開としてはお約束に近いもの(笑)があるんですが、
4人がみんな一生懸命っぽくてよかったんです。
胸が熱くなっちゃった(単純!)。
3回ほど目頭があつくなってしまった(涙もろい)。
その中の一つ!
まあ、青春物に「一度の不仲」はつきものなんですが、
そのときのセリフがとっても良かったんですよ!
あんまり心に残っているので、前後含めてちょっとお願いします!
(何を「お願い」?)
軌道にのりかけたチームが、ちょっとしたケンカで空中分解してしまうんです。
チームの一人(A子)は親に内緒でカーリングしていた為、家に閉じ込められて受験勉強をすることになります。
A子はもともと受験思考だったので、頑張って勉強するんですね。
そこに、チームメイトの一人(B子)が家に訪ねてくるんです。
当然、親に帰されて会えません。
そこで、B子は外からA子の部屋に向かって呼びかけます。
B「カーリング、ほんとに辞めちゃうの?」
A「・・・」(部屋のカーテンを閉める)
B「私、変れたよ、誘ってくれたA子のお陰だよ」
A「・・・」(部屋の電気を消す)
ここが肝!
クラスでまったく目立たなかったB子が、カーリングをやめてしまいそうなA子に言うんですよ。
B「私を見つけてくれて、ありがとう」
A「・・・」(カーテンの側で唇を噛む)
(しばらくして、無言で立ち去るB子)
記載者「・・・」(観客席にてむせび泣き)
なんと素直な心でしょう!
わたくし大感動!
ほんと見習いたい!
いやあ、かくありたいですねぇいくつになっても。
「感謝の心」ってやつですよね、やっぱり。
というわけで、青春もの。
大当たりでした!