ちはやふる(11) (BE LOVE KC)
8巻発売頃から、本誌も購入するようになったので
最近はもっぱら、単行本=保存・まとめ読み用。
11巻収録エピソードの感動ポイントといえば、あの人からのメールとか、母親や先生たちとか、須藤先輩かっこいいなとか、
相変わらず素敵なセリフがてんこもりの中、特に広史さんの言葉とか。。
読み応えたっぷりです。
私もラストの修正加筆は(好きなシーンだっただけになおのこと)動揺しまくりだったのですが、
ビーラブ1号読んだらそれどころじゃなくなってしまいました。
早く12巻が読みたくてたまらないんですけど!(笑)
ちはやふる(16) (BE LOVE KC)
これまで数多あるスポーツ青春漫画の中でほとんど取り扱われることのなかったカルタを題材に、
その魅力を存分に活かしたストーリーテリングと取材力には正直舌を巻きます。
流麗なタッチの絵柄と無駄なく巧みなコマ運びで読みやすく、しっかりと、スポーツとしてのカルタの熱気を
伝えてくるし、
主人公千早のキャラクター造形の見事さもさることながら、ときに中心となって物語を効果的に盛り上げる他の人物たちの魅力も配置も秀逸。
ともすれば暑苦しくなりがちなエピソードの数々も、その過程が一定の説得力を持たせており、また
キャラクターの心情を表現する言葉のチョイスが絶妙で、いやらしく感じない。非常にまろやかな口当たり。
その要因は、話を盛り上げる場面とふっと力を抜かせる場面のバランスが良いことが挙げられます。
ここを心得ているストーリー漫画は大抵面白いしセンスのあるなしを分けるところ。
と、だいたいこの漫画の美点を自分なりに述べましたが、
14巻あたりからどうも画が少々雑になってきたようなのも気になりますし、
ここへきて話の盛り上がりが薄くなってきました。
多分千早にとって最大の強敵であろうクイーンや新の貫禄が足りないせいもあるかと。あくまで自分が感じるところではですが、
千早がこの2人のレベルまで到達するんだという楽しみ感があまりないというか。
千早の成長のさせ方がうまいだけに、そこが残念だし、今後盛り上がるかどうかは若宮や新のキャラとしての成長にかかっていると感じます。
ちはやふる(14) (Be・Loveコミックス)
目の前に試合を見ているような緊張と高揚が伝わってきます。思わず「頑張れ千早ちゃん、頑張れみんな!」と手に汗を握ってしまいました(笑)。巻数もはや14巻ですが、未だ全く飽きさせない構成と緩急に富んだ展開には、素晴らしいの一言です!