いとしこいし想い出がたり
2011年1月に惜しくも亡くなられた喜味こいしさんの自伝的体験談である。関西の演芸会を長年に渡って背負っていた伝説の漫才コンビ、夢路いとし・喜味こいしの歴史が子役時代から暦を追って書かれているから歴史的な意味でも重要な作品になっている。もちろんこれを読んだからといって彼らの至宝のような芸の秘密が解き明かされるものではないが、芸はやはり人なのだとあたりまえのことを実感させてくれる1冊であった。
愛し恋し君だけに (ニチブンコミックス)
全体的にありきたりなBLストーリな感じです。
当たり障りのない、普通の話でした。
もう一度読み返したいかと言うと…(^^ゞ
個人的な好みとして攻の腹黒さを受けには分からないように
脇キャラとの絡みでもう少し前面に出して欲しかったです。
澤田隆治が選んだ 爆笑!漫才傑作集(5)
このシリーズの中で、珍しい漫才さんが登場しているのがこのCD。相方の玉枝の顔の長いのを売り物にして、ネタのそこかしこに「うま」が出てくる「玉枝・成三郎」のコンビの漫才は、このCDでしか聞くことが出来ない貴重なもの。≪万歳の神様≫とされ業界では「師匠」と呼ばれるのが普通のところ、「砂川捨丸・中村春代」の捨丸だけは、「先生」と呼ばれていた。80歳を過ぎても舞台に上がっていた捨丸の面白さは、聴かないとわからないであろう。はじめて「お笑い金色夜叉」を聞いた時の事は忘れられない。高齢で飄々とした捨丸の顔が全く笑わずに演じる漫才は、その客席とは正反対。客席は爆笑である。「三遊亭小円・木村栄子」、「ミスワカサ・島ひろし」は、大阪漫才の代表的存在。栄子の口の悪さは、有名。ミス・ワカサの早口は、立て板に水どころか立て板に水ならば滲みこむ間があるが、立て板に玉である。どちらも女性が男性をやり込めてしまう漫才。「夢路いとし・喜味こいし」には、説明も不要であろう。
夢路いとし喜味こいし 漫才傑作選 ゆめ、よろこび しゃべくり歳時記 [DVD]
こいしさんが先日亡くなられて、無性にいと・こい漫才が観たくなり、購入しました。お笑いが好きで、昔から漫才、落語、喜劇と観てきましたが、最近、名人という方々がお亡くなりになり、とても残念に思っております。5枚のDVDを一気に観てしまい、二回目に入っていますが、本物はやはり違いますね。絶妙の掛け合いで、何度観ても飽きません。
お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 [DVD]
いとこい師匠は良い悪い、好き嫌いというレベルではないもうその存在だけで十分である。ではなぜ星3つかというとそれはこのDVDの編集内容である。どういう編集基準で集めたのかがよくわからない。ネタとしては同じネタでももっと完成度の高い作品はあると思うような内容である。設定価格は決して安くはない。ただいとこい師匠の映像を必要なだけ寄せ集めただけという邪推をしたくなるような内容である。DVDは元ネタさえあれば簡単に作成・販売できる。だからこそDVD製作者には厳しい目と確固たるポリシーをもって編集して頂きたいと切に願う。