俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ)
言わずと知れた「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編です。
最初、連載としてではなく読切シリーズとしてスタートした作品ですが、
余りに面白いので、続編の声が高く、ぽつりぽつりと描かれた作品。
水城先生は、このシリーズを
「ラストまでの構想はあるが、どこで終わってもいい様に一作一作描いている」と
おっしゃっていました。
それでも読者は続きを切望したにも関わらず運悪く掲載誌(BL誌ではなくレディース誌)は休刊。
続きのメドは全く立たず、何度も小学館に続編希望の問い合わせをするも
出版社側と先生は口を閉ざしたまま、続編が描かれるかどうか
分からない状態が長期間あり、読者が どれだけやきもきしたことか...。
そんな中、異例中の異例である、紙媒体の雑誌ではなく、携帯配信モバイルのみで
やっと続編が読める事が判明。
この作品を読む為だけに、携帯パケット契約をされた方も おられたのではないでしょうか。
又、初出の「キッシンググラーミー」からこの「俎上の鯉は二度はねる」まで
5年という長い歳月が、この作品が世に出るまで、どれだけ困難だったかを
物語っていると思います。
そして、今ケ瀬と恭一の恋の行方を一番切望したのは読者です!
読者が、彼らに、もう一度会いたかったんです!
その気持ちが、沢山の読者の方の努力と熱意によって、出版社側に伝わり
先生が最初から思い描いておられたラストまで辿り着き、
その結果、この単行本が世に送り出された事は本当に感無量です。
それほど、この作品は忘れられない一冊となりました。
男同士の恋愛を取り扱いながら、どこまでもリアルさを追求していますので、
二人の心の葛藤が そのまま読者に伝わり右往左往させられます。
是非、お手に取ってみて欲しい一冊です。
Tinker Bell
数ある聖子のアルバムでも、最高峰の完成度を誇る1枚です
歌で表現されたファンタジックワールド・・・峠、魔法、南の島、ジャングル、異世界、宇宙、童話・・・1曲聴くごとに心地よく異世界へといざなわれていきます
普通はどんなに好きな歌手のアルバムでも、大抵2回目以降は聴かずに飛ばしてしまう曲が何曲かはあるものですが、この「Tinker Bell」は全曲OK!・・・俺の経験でも数枚しかない貴重なアルバムです
最初の「赤いロードスター」が気に入った人なら、残りの全曲大好きになるんじゃないかな。
ちなみに俺は「密林少女」と「時間の国のアリス」がお気に入りです
「Rock’n Rouge 」だけ少し雰囲気が違いますが、それが逆にアルバムのファンタジー感を高めて良い効果を生んでいるように思います
古いアルバムですが、少しでも興味を持たれたなら是非一度聴いてみてください。
絶対に損はしないと思います(安いしね 笑)
今とは全く違う聖子の魅力を発見できますよ
Sleeping Beauty [DVD]
この作品は、小島三奈のSWAN [DVD]と同じ監督・大槻豊によるものなので、冗長なインタビューシーンと度々現れるハイライト部の白つぶれと言う欠点があるものの、ヌードイメージ作品の基本的要件は満たしていると思う。
北川明花がアクロバティックなポーズやバレエを見せるのだが、インタビューシーンを除くとハイレグレオタード以外はシースルーのコスチュームばかりで、全裸の上にそれを一枚だけ纏うと言うのがこの作品の平均的露出度である。ほとんどのシーンでバストトップを見せているし、ヘアが映る割合も他のヌードイメージ作品に比べて多い。全裸シーンもSWAN [DVD]以上である。
動的ヌードを美しく撮ると言う点に関しては、十分合格点を与えられる作品である。