ラブソングが歌えない (角川文庫)
仕事がちょっと立て込んできたのと直前に『ふがいない僕は空を見た』などという
強烈な作品を読んだので(どう強烈かはレビューしてますのでよかったら覗いてみてください)
なんか軽いものを読んでみたいと久方振りに(多分10年以上前?いや15年?)喜多嶋隆の文庫を手に取ってみました。
う〜ん。予想通りちょっと気の強い女の子がちょっとした困難を乗り越えて前向きに人生を切り開いていく。
ライトで爽やかな物語でした。
喜多嶋隆の作品は、設定がちょっとずつ違うものの、中身は一緒。
ある意味偉大なるマンネリと言えますが、これはこれで“良し”って感じです。
また、疲れて気分転換したいときに、喜多嶋隆 読んでみます。
美しき敗者たち (光文社文庫)
流葉シリーズ・セカンドシーズン(と、勝手に決めちゃいましたが)の最新作です。ベテランプロスポーツ選手+自動車CFと作者お得意の組み合わせなので、コピー含めて想像通りの内容になってます。流葉と対する主人公の心理描写や家族との関わりなども無理なくじっくり書かれていますが、これをこのシリーズならではの安定感と取るかどうかは読者次第といったところでしょうか。
第1作からの愛読者としては、従来のパターンを踏襲しながらも何かひとひねりの展開を期待してしまいます。今回はチームを組むプロデューサーに変えるという変化をつけてはいますが、これが逆にうまく行き過ぎ・・・の感がありちょっと残念でした。どうせなら流葉の足を引っ張るくらいのほうがおもしろいのでは、と思ってしまうのは少々ひねくれてきた証拠か?
とはいえ、この作品から入る分には全く問題ないので、お初の方には星4つでもいいのかも。なんだかんだ言いながら、次作もきっと読むのだろうから作者には是非頑張って続けて欲しいと応援の意味を込めてこの評価です。
あの虹に、ティー・ショット (光文社文庫)
喜多嶋さんの文章は読みやすくてテンポがあって好きです。
ゴルフの話ですが、とくにゴルフの知識がなくても大丈夫です。
自分にとっては、いつもの釣り話のうんちくもなくて良かったです。
キャット・シッターの君に。 (角川文庫)
読みやすいですが、単行本で出すほどの内容ではないような気がします。
コミックを読む感覚ですらすら〜と読めます。
なのでこの値段は高い。後になにか残るものもないし。
文庫本だったら、星4つなんですけどね。
気になったことは、車を運転しているのにもかかわらず、アルコール(ビール,ワイン)を
飲んでいること。
はっきりと、飲んだ後に車を運転している描写はないのですけどね。
このご時勢にどうかと思うのですが。
映画「人が人を愛することのどうしようもなさ」写真集
喜多嶋舞がただごとじゃない!
この写真集もただごとじゃない!
巷間に氾濫しているヘアヌード写真集の類いかと思ったら、開けてびっくり、こんな写真集見たことない!
なぜ映画の宣伝に協力しなかったのかが、判った気がする。
旦那や両親の反対が判った気がする。反対するのが普通だ。というよりこれが普通じゃないのだ。
きっと映画もただごとじゃないはずだ!