1/500 太陽系連邦軍 旧地球連邦宇宙防衛連合艦隊 艦隊旗艦
早速組み立ててみました。
手の遅い私でも一日かからずに組立て完了しました。
パーツの構成や接着剤で付けるようになっているところ等、基本的にスケールモデルの内容です。私は模型ではスケールモデルの方が比較的多いので気になりませんでしたが、昨今のキャラクターモデルと同じ感覚で作ろうとすると違和感があると思います。
シンプルに見える船体ですがフィンが四方に伸びているため、角度の調整を慎重に行うと見栄えが違います。このあたり飛行機モデルを日ごろ手がけている方には腕の見せ所だと思います。
パーツ同士の合いはよく、飛行機キットのように左右を合わせて接着する方式の船体パーツも、接着面の処理で手間取ることはほとんどない仕上がりでした。この船の見所の一つである砲塔も短い砲身がしっかり別パーツ化されて微妙な角度がついているせいもあり、非常に味のある表情に仕上がります。
全体としてパーツが少なく、しかも特徴的なものが多いせいか、最後の1パーツを取り付けた瞬間すべての雰囲気が変わったように見えるのは衝撃的でした。
完成後には大きさが丁度よく、飾っておくとかなりインパクトのある船型なので、週末に一つ作ってみるか!という方には非常におすすめのキットだと思います。
ただしフィンなどのパーツは研がなくても指に刺さるほど鋭く出来ている上にけっこう数が多いので、小さい子供のいる場所で作ると危険だと思います。
ホルスト:組曲「惑星」op.32[冥王星付] [DVD]
2002年1月にチェコのプラハで録音された、ポール・フリーマン指揮チェコ・ナショナル交響楽団によるイメージDVD(?)です(CDも発売中)。収録曲は…
●グスタ-ヴ・ホルスト(1874-1934):組曲《惑星》、Op.32
●コリン・マシューズ(1946- ):冥王星―再生をもたらすもの
です。
注目すべきは《冥王星》ですが、一聴したところ、やはり蛇足の感は拭えません。終わりの方に取って付けたように合唱が入るのもどうかと思います。しかし、組曲《惑星》のファンなら誰もが思った、「ホルストが冥王星を作曲していたらなぁ」という想いを叶えてくれたということで、貴重な録音であるといえるでしょう。
なお、このディスクにはライヴ映像は一切収録されておらず、最初から最後まで延々とCGが続きます。このCGですが、科学的正確さがない箇所が多々ある(自転の向きがころころ変わるetc.)ものの、『火星の人面岩(実在する)』『ハレー彗星(?)』『流星群』『ボイジャー』『馬頭星雲』『天王星の自転軸が横倒しになる場面』など、小技が効いています。特に、『火星・木星と多数の小惑星が公転する場面』は圧巻です。
この曲が作曲されてから数年後、冥王星は『惑星』から『準惑星』になった訳ですが、それによってこの曲の価値が減じた訳ではないことは言うまでもありません。何はともあれ、貴重なディスクです。
冥王星を殺したのは私です (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
5,6年前、冥王星が惑星ではなくなる、というニュースが流れて話題になったが、本書は、その「冥王星を殺した」張本人である惑星ハンター、マイク・ブラウン(1965-)による初の著作である。
マイク・ブラウンが冥王星を「殺した」理由。それはマイク・ブラウンが2003年から4年にかけて、立て続けに冥王星ライクな星をいくつも発見したため、である。いくらなんでも多すぎる、と。冥王星が発見されたのは1930年だそうだから、新しい惑星の発見は70年ぶりの快挙、になるはずであった。が、彼は自分の「大発見」よりも天文学者としての良識を優先した。
惑星探索だけでなく、自らの恋愛、結婚、子育ての話題も織り交ぜつつ、約10年に渡る研究者の人生を描いていて、単なる科学読み物を超えた面白さがある。一読の価値あり。
爆チュー問題スペシャル ~冥王星のメリークリスマス~ [DVD]
太田さんもDVDの中で言っているように、幼児向けのようでいて、
元ネタは『スター・ウォーズ』第一作目や、『宇宙戦艦ヤマト』など、
30代半ばから40代、つまり出演者の爆笑問題やBOOMER、ピエール瀧さんなど、
出演者自身が楽しんでるようなネタが満載です。
当然、子どもたちにはあんまり伝わってないですが(笑)、
大人たちが笑ってるので、子どもも幸せそうです。
ビッグバンドの音楽、ダンスなど、パロディ以外にも見どころがいっぱいですので、
子どもから大人まで、かなり幅広い世代が楽しめる舞台になってると思います。
ビッグバンドの指揮をする太田さんに近づいてきた子どもを、
太田さんが抱きかかえる、というちょっと珍しい
太田さんの「いいお兄さん」的な感じも見られます。
科学キャラクター図鑑 天文学―きらめく世界
私は、今まで天文学はおろか、宇宙とか星とかにロマンティックな気持ちを持つ事さえなかったような人間でした。
しかし、子供につきあって少し知ると、もっと知りたくなりました。
遅まきながら只今少々勉強中です。
そんな時、この本を図書館の新刊コーナーで見つけました。
うん!おもしろい!買わなきゃ!
星だけではなくて、国際宇宙ステーション、火星探査車、宇宙ごみ、ビッグバンに至るまで、人格ならぬ星格?をもらい、一人称でおしゃべりします。読んでいると、はるかな宇宙の様子が3次元でイメージされてくるのです。
例えば、「木星の衛星」では、「太陽系のミニチュアみたいに、木星の周りを63個もの衛星がまわる」と説明があり、
「私たち4人はガリレオ衛星といわれる大柄な兄弟だ。イオは、いつもおなかがピーピーで機嫌が悪い。・・・」と続きます。
天文学の本でありながら、文章から宇宙の様子をイメージできれば、相当の国語力がつくといえるでしょう。
原書は読んでいませんが、(たぶん私には理解できないでしょうが)訳は自然で、かなり上手いと思います。