ダブルファーザー (ビーボーイノベルズ)
表紙の左が英司(えいじ)、右が知章(ともあき)。
ちなみに抱っこされてるのは織斗(おりと)。
おおまかなあらすじは本の内容紹介通りです。
(すべて攻めの知章視点)
補足するとー
知章の元妻と再婚していたのが英司で、織斗は知章との離婚直後に元妻が産んでいた知章の子供らしい。
ある事情から織斗を引き取りたいと決意する知章。
実際に英司と織斗のもとへ話し合いに行きますが、断られてしまいます。
そしてモメた末に同居へとつながっていきます・・・
前半はツンツンした英司と、父親としてダメダメな知章のトラブルやいさかいが多かった。
半ばはやっとお互いうちとけてきた3人・・・
しかし恋愛ストーリーとしては面白くなかったのでため息をつきかけてたところ・・・
後半から、おぉっと〜事件です!
ファミリー路線からはずれて、ちょっとダークめな話が持ち上がってました。
そういう意味では表紙から受ける幸せそうな印象だけのストーリーでは無いです。
ネタバレしないようにその事を表現すると難しいけど・・・英司はキレイな部分だけではないってトコかな。
・・・すいません、分かりづらくて。
今作ではごまかしのきかない家族愛を捉えている事もあり、全ての部分でしっかりとした感情の結露があったと思います。
その為に、ぶつかりあう英司と知章は中々恋愛してるっぽい雰囲気になりにくかった。
なったとしても英司がツンデレなので、お互いがラブラブした雰囲気になるには結構ページが進んでて。
(それでも英司が可愛いと思える人には楽しい展開だと思います。私はそこまで行き着くのに時間がかかりました)
そんな気持ちを表すとー
恋愛面での楽しさ、面白さでは☆3、5。
しっかりとした文章で訴えかけてくるストーリーだったという意味では☆4、5。
間をとって☆4つにさせてもらいました。
だけどあくまでも私の個人的な評価なので・・・
ツンデレ好きで攻め視点の話が好きで、家族モノが好きな方には向いているストーリーだと思います。
悪い男は飼い馴らせない (角川ルビー文庫)
今回の作品の購入目的に、もちろん成宮さんだからという事が一番と・・・
タイトルに期待が大きくふくらんでいたから・・・という気持ちがあります。
タイトルの、「悪い男・・・」を指すのは攻めだろうし、どんな風に翻弄してくれるんだろうという期待が大きかった。
そういう意味では、ちょっと思っていたのとは違う作品でした。
本の紹介のあらすじは、おおまかなところはそのままです。
ただセリフ等は若干違ってるし、攻めの塩田はあらすじのようなあからさまながっついたタイプでもありません。
読んでみれば、塩田の行動の多くは余裕ある大人の態度です。
攻め×攻めの攻防に関してもある程度の節度はあるようですし。
そういった大人という意味では、「思い通りにはならない大人」=「悪い男」としての捉え方でタイトルを表現されたのかなと思います。
でもどっちかというと、その悪い男の部分はあまり感じず・・・さりげなく甘やかされていた事の方が多かった気がするんですけどね。
実際、攻めのはずの真咲は甘やかしてあげたくなるような可愛いところが多かったですから。
ストーリー全体に関しての感想ですが・・・
真咲の見た目に反する素直で可愛い部分のギャップが、成宮さんテイストで彩られていたのが良かったです。
あとは・・・
ちょっと都合が良くて納得しづらいところがあったのと、特に感情面では揺さぶられる事が無かったので・・・
星は4つにさせてもらいました。
Chara CD Collection 恋愛協定~抜け駆けナシ!
「テニスの王子様」の跡部以来、私は諏訪部順一という声優が、彼以上の
キャラクターを演じたキャリアを知りません。
しかし、この作品の攻役の龍二は、一見粗暴に見えるのに実は胸に深く
男気と思いやりと優しさを隠し持つ漢っぷり充分な高校生でした。
また、同級生の史郎に淡い恋愛めいた保護欲を抱く潔癖な受の雅己を演じる神谷浩史。
彼の神経質で硬質な声が、龍二にかたくなになってしまい本心を見失ってしまう
雅己にピッタリ。
二人が不器用同士、つい意地を張ってしまう稚拙なやり取りなどが呼吸からも
伝わって来ます。
小悪魔攻の史郎も鈴木千尋の魅力満載!
原作も素晴らしい漫画なので、ぜひ合わせてどうでしょうか?
オリジナルストーリーも入ってお得!しかし残念ながら声優トークがありません!!
もう少し高くても構わないので、入れて欲しかった…!!!
夢結び恋結び 第3巻 (あすかコミックスCL-DX)
双子の青が出てきてしまって単純な隆明×青の進展に横槍が幾つか入ってきている場面ですが、相変わらず青は可愛いすぎ(笑)
かっこいいのに慎重すぎてヘタレてきている隆明が次第にもやもやと青への気持ちを形作っていくシーンが、大人びてるのにこれも別の意味でかわいいくて、この話、途中でダレることがないのがいいです。
描き下ろしはめっちゃ短いけど、隆明の高校時代のお話で、オチもついてて面白い。
特に愁ちゃんファンは必読かも。
端から端まで丁寧な絵で感心させられる一冊でした。