ドラマCD 零の軌跡 レン物語~陽光のぬくもりに抱かれて~
レンの声が大好きな私にとって、このドラマCDは非常に嬉しい作品でした。
なぜならレンがすごくたくさん喋ってくれているからです。
これまでドラマCDに出演しても出番が少なかったのでじりじりしていました。
今回は大満足です。
ただ可愛いだけではありません。特に前半はたいへん重い内容なので心して聞かねばなりません。
幼いレンが想像を絶する苦難を経験した様子が描かれます。
無邪気な喋りと、闇に沈んだような語りとのギャップ(両方レンの声)がすごいです。
ゲーム(空の軌跡the3rdパソコン版)で既に内容を知っていたのに、声が入ると新たな衝撃を受けました。
そしてあまりに聞くのがつらくて途中で止めようかと思ったほどです。
しかしレン好きを自称するからには、逃げずに受け止めなくてはと思いました。
後半、数年後の彼女が1人で故郷に何かを確かめに来ている場面となります。
これがゲーム「零の軌跡」で描かれた部分です。
ゲームをプレイ済みだとそのあたりのレンの葛藤を思い出し、より感情移入します。
特に「空の軌跡」シリーズでの冷たく余裕な態度のレンからは考えられないような場面があります。
例えば、とある迷子を救い出した時に感情が止められずレンが激しく泣き出す様子。
それからその後、いろいろあってレンが人に素直に感謝する言葉を発する様子など。
それらには「零の軌跡」プレイ中も驚きましたが、声が入って更に驚き、また、よりレンを好きになりました。
そしてレンに関するある事実が分かってエステルが泣き出す場面や、
ゲームプレイ済みの方はお分かりになるであろう、ラスボス戦終了後のあの場面。
泣かずには聞けません。
最後の最後、クロスベルを発つ場面では、レンとエステル・ヨシュアとのゲームには無かった会話があります。
これはもう何度聞いても飽きない微笑ましさです。可愛くてたまりません。
レンの明らかな変化を表す笑い声などもあり、心あたたまります。
レン好きならば、このCDを聞かずに済ます手は無いです。
ゲーム未プレイでも聞いていいだろうか?と尋ねられましたが、これは悩みます。
レンの可愛い喋りを聞いてもらいたいと思う反面、やはりストーリーを全て知ってからの方がいいとも思えます。
未プレイで聞いてしまうと、殆ど全てのネタバレが詰め込まれているCDなので厳しいかもしれません。
それでもとにかくレンの声を聞きたいのだ、という場合はとめません。
最後に、レンの声について。
レンの声は本当に可愛いです。
このキャラクターにこの声、私にとっては最高の組み合わせです。
しかもこのCDではレンの心境の変化を色んな声音で聴くことができます。
私が空の軌跡the3rdで、終盤に戦いを延々と繰り返したのは、ただひたすらレンの声を聞くためです。
信じがたいほど可愛い声だと思います。
これに好き嫌いがあるなんて…「好き」はもちろん分かるけど「嫌い」は理解できません。
ただ、可愛すぎてアンチを生んでいるということなら、少し理解できます。
どんなものでも優れすぎているものは賞賛も大きいが反発も大きいですから。
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シルベスタ・スタローン、あるいは、ポール・マッカートニーにどこか似ている、若くて勢いのあるパチーノに出会えます。「ゴッドファーザー」同様、圧倒的なキャラクターと存在感に釘付けになることでしょう。完全に役にはまっています。
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喜劇的要素をふんだんに盛り込みながら、1972年8月20日に起きた実際の事件が描かれる。主人公ソニー(吹替えではトニー)の動機、えげつない報道陣、本当は何も理解していないのにソニーへの共感や反発をいたずらに誇示してみせる群集など、現代に通じる問題点を見い出せる。ストーリーの根底には深い悲しみが込められていると思うが、たとえそれに同意していただけない方も、キャストの素晴らしい演技には強く惹きつけられるはず。「ゼア・ウィルビー・ブラッド」や「ノーカントリー」と同じく、米国のそれぞれの時代を舞台に人間の精神のありようを捉えきった普遍的な作品。
邦題「狼たちの午後」については、原題 dog day afternoon が表す息苦しさ・閉塞感が失われ、単なる銀行強盗の話としてのイメージしか伝わってこないのが、とても残念だと思う。