ブラザー☆ビート
この本は幼い頃に病気で父を亡くした、3兄弟と母親の物語。
長男・達也は、真面目な性格で少し頑固だけど桜井家の大黒柱です。次男・陸は、毎日合コンばっかり行っていて女好き。しかし、必死な兄を見て変わります。三男・純平は、家事もちゃんとするいい子。末っ子なので甘く見られているのが私的にかわいそうです。
いつもいつも喧嘩ばっかりしている3兄弟だけど、どことなく愛が詰まっていて、感動してしまいます。やる時はちゃんとやる!!兄弟愛。そして、家族愛がたっぷりです。家族の大切さ、本当の愛しさがあなたにはわかりますか?
BROTHER [VHS]
最近は、北野映画をよく観るので、流れで今作も鑑賞したが、「ソナチネ」、「3x4x10月」のような芸術性は、そぎ落とし、リアリティーあるストーリーで迫ってくる、極めてソリッドな作風でした。
残酷なシーンは盛り込まれていても、最後には「良かったな・・・。」と思わせてしまう力量は流石ですね。 個人的には「あの夏、いちばん静かな海」主役の真木蔵人と、寺島進の二人がカッコよくて、印象に残りました。
アウトレイジ オフィシャルガイド (日経BPムック)
3月9日〈日本時間10日〉にフランスから芸術文化勲章の最高章コマンドールを授与されるなど、現在(いま)や世界的な“マエストロ”と称され、カリスマ性が世界に浸透している映画監督・北野武。本書は、『BROTHER』〈2001〉、『座頭市』〈2003〉以来、7年ぶりにバイオレンス・アクションに挑んだ話題作『アウトレイジ』〈6・12公開〉のオフィシャルガイドブックである。
本作はヤクザ社会において金と権力を手に入れるためだけに権謀術数をめぐらすヤクザ同士の熾烈な権力闘争を描いた極悪非道な群像劇である。
今回、森昌行プロデューサーが北野武監督にとって久々の原点回帰となるバイオレンス作品を撮るにあたって一度リセットする意味でキャストを一新させた事に評価したい。大杉蓮、寺島進といった北野作品お馴染みの顔ぶれが登場するだけで食傷ぎみになる事があるからだ(もちろん両氏が悪いワケではない)。それともうひとつはキャストが一新された事により、他のドラマや映画で活躍する有名俳優たちを北野監督がどのように演出するのかも本作の見所だ。
ドラマなどではどこか繊細でひ弱な青年を演じる事が多い加瀬亮が切れ者の雰囲気を漂わせるヤクザ・石原を演じ、現在ではお父さんやサラリーマン役が多くなり、実に『悲しきヒットマン』〈1989:一倉治雄監督〉以来20年ぶりのヤクザ役となる三浦友和に会長の命に服従する若頭・加藤を演じさせ、そして何より注目させるのは『踊る大捜査線』の神田署長役で一躍人気俳優となって以降、いいひとを演じる事が多くなった北村総一朗に絶対的な権力を持つ狡猾な山王会会長・関内を演じさせる北野監督の心憎い配役に拍手を送りたい。
ちなみに北村氏は本作で初のヤクザ役と紹介されているが、実はその昔、刑事ドラマなどでよくヤクザ役や犯人役を演じてこられており、この度久しぶりにヤクザの親分をどこか生き生きと演じている氏を拝見して十分堪能した。
北野映画ベストセレクション joe hisaishi meets kitano films
彼の映画の主人公達って大抵、日常の役割に淡々と過ごしてるんだけど
段々と淀み、焦燥感が溜まって溜まって臨界点を遂に越えてしまうよね。
暴発だけに、大抵、悲惨な結果になって終わるよね。
悲惨な終わり方だけど、そこはかとなく再生というか、救いみたいな余韻が残るよね。
救い、再生を最後に残したい。そういった「祈り」が映画の基調となって流れていると思う。
そんな彼の映画音楽を長年月担当して、その曲を集めたこのCD、とてもいいよね。
ブラザー☆ビート DVD-BOX
テレビでは八話からしか観てなかったのですが玉山鉄二と国仲涼子のキャラクターが特に良くめちゃくちゃ面白かったので DVDBOX予約して購入しました。今まで宮藤官九郎脚本作品と堤幸彦演出作品しか購入しなかった自分ですが(堤幸彦演出作品のドラマで共通の演出家はブラザービートでも演出はしている)ベスト3にはいる作品です大変おすすめです。