Lounge Lizards
ねじれていくジャズ、ラウンジ・リザーズのファーストアルバム。ハードコア・パンクの名コンピ”No NY!”でも異彩を放っていたジョン・ルーリーを始めとするメンバーは、ジャケットのクールなたたずまいとは対照的に、音楽の中で革命が起こるとはこういうことだといわんばかりの演奏を繰り広げる。具体的には、上昇と下降を繰り広げるサックス、リズムを微妙に、時には大胆にずらしていくリズム隊、破壊的なアヴァンギャルド・ギター、それらが同時に発生するとでもいおうか。後期のおおらかなジャズ・ブルースとは一線を画する、音楽の幅を確実に広げた、絶対的な名盤です。強力にお薦めします。
頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)
こういう話し方、態度の人はこっけいだよ、という事例を集めている。体系的な整理ができているわけではなく、思いつくまま並べたように思える。事例の中に「根拠を言わずに決めつける」「ケチばかりつける」「少ない情報で決めつける」というのがあるが、この本の内容自身があてはまるのでは?と思ったりもした。
ただ、ナンシー関さんのようなひねりがあれば、一つのぼやき芸、おちょくり芸として成立するのかもしれない。