侵略!イカ娘 13 (少年チャンピオン・コミックス)
安部真弘「侵略!イカ娘」13巻。
今回はいつも以上にヒットするネタが多かったように思う。相変わらずクスクス笑えるさりげないネタの数々は素敵だし
意外と教訓やメッセージ性を含んだ話が多いというこの漫画ならではの特徴もしっかりと保たれている
最早イカ娘オンリーでなく他のキャラを主役に据えても変わらない良さを演出出来てたり
作品としてのクオリティに関しては心配の余地もなし
ただ、一つだけ浮き彫りになったのは
この漫画のキャラクター達はどのキャラも明確な目的やその人物なりの美意識がちゃんと存在していて
それを考えると少年漫画として至極真っ当で正しい作品なんじゃないかと個人的には感じた。
例えば腹黒キャラで目立ってきた千鶴さんだが、この巻では今まで以上に経営やお客さんに対する誠実な様子が描かれていたし
ライフセイバーの面々、特に磯崎に関してはそれまで描かれなかった実は真面目な一面が1話使って提示されていた
渚やお姉さんも多少方向はズレているが行動の目的や意識は褒められたものだと思う
勿論イカ娘も意識的にしろ無意識的にしろ人間の良識自覚に貢献していたりと、この漫画の本質的な生真面目さがよく分かる内容になってて
その登場人物がちゃんと各々に自分を持っているその感覚が改めて面白く、類似作品にはない確かな個性になっているなと
キャラクター達の行動に素直に感心することが多かった出色の新刊でした。楽しかった!
気が付けば、渚も悟郎もシンディーも各々ソロ回を担当したりと脇役の存在感がちゃんと出てきてるのが嬉しい。
きゃらスリーブコレクション No.015 侵略!イカ娘 「イカ娘&相沢姉妹」
我らがイカちゃんと栄子・千鶴姉妹のスリーブです。
ものも丈夫で、何より三人ともかわいい^^
「イカちゃんだけではなく栄子や千鶴も…」という欲張りにはもってこいです。
プレシャスメモリーズ 侵略!イカ娘 ブースターパック BOX
対戦する目的ではなく、ただコレクションしたいがために購入しました。
1BOXに20パック入っていて、1パックにはカードが8枚。それぞれだいたい同じレア度のカードが同じ枚数入っているように構成されています。
1枚もカードを持っていない状態から20パック開けると、その量に驚きます。(160枚)
デッキを作るとしたら60枚ちょうどに揃えなければいけないらしいので、選別するとしたら1BOX買っておいて損はないでしょう。
コレクションとしても、すべてのカードが揃うことはもちろんありませんでしたが、だいたい7〜8割のカードが集まりました(全120種)。すべてあつめるにはスターターを買わなければいけないらしいので、そちらも購入していこうと思います。
もうじき、イカ娘の第二弾が発売されるそうなので、そちらも楽しみにしています。
侵略!イカ娘 7 (少年チャンピオン・コミックス)
安部真弘「侵略!イカ娘」7巻。気がつけば中々の人気作になってきた感覚です。遂にアニメ化も果たしました。
そのタイミングで発売するには絶好の
ギャグ的にもキャラ的にも、さりげないいやし的にも相当に好調な新刊になっている、という印象。
要は、とても面白い。
いつも通りのさりげない笑い、イカ娘の成長も面白いのだが
何気にギャグ漫画として笑える話が後半に詰まっていたり、展開的にも上手いオチがついてたり。
元々から優良漫画であったと思うのだが、ここに来てますます精度を上げている印象です。波に乗った部分もあったのかと。
それで、キャラクターの魅力的にも中々に魅せてくれます。というかよく立ってきた。
特に千鶴のダークネスっぷりは、マジで恐ろしいな、って思えるくらいの破壊力が。それでいてお姉さんらしさも健在だし。
たけるはますます不幸キャラっぷりが定着し、栄子は何故か女の子らしさを強要されたり。
早苗が真面目になる話とか、上手い具合にギャップを出せていて良かったと思う。
更には新キャラの清実までも登場、って事で色々と盛り沢山です。
あっという間に、面白く読めてしまった印象。
表紙も全員集合!って感じで良い。
個人的に第128話「遊びに来なイカ?」は特に秀逸、この巻だけでなく全体を通しても笑えた話です。
その他にもクスクス笑える話がいっぱい。
あとがきのイラストは今回もめっちゃ可愛いです。アニメで知った人も、是非というところです。
侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)
最近チャンピオンを読んでいてなんとなく気になった漫画、それがこの〜イカ娘だった。
特に際立った個性だとは思わないが、「なんとなく」気になるし、コミックスも買ってしまった。
ふと、読んでみてちょっとくすくす笑えるような、さりげないギャグ漫画だと思った。
この漫画は人間に海を汚されて激怒したイカ(にはとても見えないが)が人間達を支配し、
海を守ろうとする話。が、いつも失敗したり人間界に馴染んでしまったりする漫画である。
こうしてあらすじを書くと特に目新しさもない話なのだが、ひとつあるとしたら時に本気で
侵略しようとすることだろうか。表紙に写っている彼女の髪(ってか触手か)は
自由自在に伸び、力も強いので時々人間を本気で締めようとするのだ。
まあ結局いつも失敗に終わるのもお約束、といったところだろう。
それでもこの作品には独自の「ゆるい空気」が流れており、個人的にそれがとても好きだったりする。
またイカ娘(←これが名前です)のキャラ造詣もこんな組み合わせあったのか!と
ちょっと関心するくらい可愛げのある印象を受ける。普段は人間を忌み嫌ってる彼女が
時々人間に対して気をゆるす瞬間がなかなかいい。照れた顔なども。
あと基本的に侵略仲間がおらず、ひとりで奮闘したりおバカな行動をとってしまうのも
この漫画の面白さかと。出オチのようなキャラにも見えるが、読んでみると意外に肉付けされてたりする。(個人的に早苗がイカ娘に着せ替えさせまくる話が好き)
という訳で「面白いじゃなイカ!」という言葉で感想を締めくくらせていただきたいと思います。