創星のアクエリオン-裏切りの翼-【限定愛蔵版】 [DVD]
定価8190円という値段には一瞬「うっ」となりましたが、50分のDVD本体に加えて
録り下ろしドラマCDがおまけでつき、更にブックレットまでついてこのお値段はお得でした。
ブックレットには、主な登場人物紹介(既存のファンブックと同じもの)
OVA用に描き下ろされた新しい背景設定、原画の一部紹介など。
それにテレビシリーズをまだ見たことない人へ興味を持ってもらうためでしょうか
1話から13話までの粗筋が紹介されていました。
個人的に嬉しかったのは、フィギュア王の取材で撮影された様々な超合金写真が収録されていたこと。
温泉に浸かるアクエリオン(監督も一緒に入浴したそう)、スキーをするアクエリオン
某巨大催事場をバックに跳躍するアクエリオンなど。
肝心のOVAといえば、予告されていたとおり過去は同じのパラレルワールドの話ということで
登場人物が一部欠けていたり性格付けが変わっていたり、ギャグ要素が排されていたりしますが大変満足のいくものでした。
(司令と副司令はそのまんまなところが大変嬉しいところ)
テレビシリーズを既に見た人が観れば見たことのあるネタをちらほら見出せますし
逆にOVAで興味を持ってテレビシリーズを見れば、あのネタはこういうことだったのか!
と楽しめる作りになっています。
また、テレビシリーズに比べると大分ファンサービスが盛り込まれているように感じました。
ファンに人気のあるキャラクターの取り上げ方が...うぷぷ。
ちょっと残念だなと思ったのは、テレビシリーズの使い回しを結構見かけたことでしょうか(笑)
ドラマCDは3編。
どれも秀逸な出来です。
最後の温泉ドラマは本気で後編に続くと思っていいのでしょうか。
つまりは、後編のDVDにもおまけCDがつくんですね? 期待していますよ?
その場合堕天翅側のドラマもまた是非収録していただきたいです。
堕天翅の生活様式や文化があまりに出てこなくて謎なので。
関孫六 匠創 中華 165mm AB-5155
中華包丁は重みで切ると聞いていたので、切れ味にそこまでの期待はしていなかったが、
貝印ブランドだけあって上手に刃つけされていて初めからかなり切れる
またモリブデンバナジウムなので切れ味が長持ちです
ただし研ぐ場合は簡易シャープナーなどではなく普通の砥石をおすすめします
1000番ほどの普通の中砥で十分です
また、中華包丁にしてはやや小ぶりで軽めなため、女性にもおすすめ
中華包丁はそこそこ万能に使えて便利な上、千切りやみじん切り等が簡単に行える様になるため、料理上手になったような気分が味わえること請け合いです
個人的には関孫六の銘がでかでかと入っているデザインが気に入らないので★-1
首鳴き鬼の島 (ミステリ・フロンティア)
ネタを割ることができないのでアレですが、とても素直な本格推理です。石崎探偵ものも自虐ネタとおたくネタの飾りをはがせばガチガチの本格でしたが、この作品では(ぴー)が可能になった時代に(ぴ−)を成立させるにはどうすればいいかを論理的に追求しています。推理小説でなければ描けないような非常に残酷な手段でそれは実現されます。また、背景となる基礎的な情報を丁寧に説明してくれる点、技術系の仕事を本業としているだけのことがあり、大変に好感が持てます。ワトソン役と探偵役の書き分けがちょっと弱いかな。その方が確かにリアルではありますが、推理小説としてはもうちょっと外連があってもいい気がする。とりあえず一点引いておくことにします。
男の首 黄色い犬 (創元推理文庫 139-1)
表題の2作品を収録。両方ともメグレ警視ものです。「男の首」はパリの繁華街が、「黄色い犬」は地方の港町が舞台の中編小説。どちらも証拠・トリックより直感勝負、メグレ警視らしいストーリー展開になっています。メグレ警視シリーズは数年前に一時的に限定復刊されて市場に出回りましたが、また少なくなってきました。この頃シムノンの本格小説も出ていますが、私はやっぱりメグレものが好き。やりきれないようなつらい人生・暗い過去が描かれている作品も多いのですが、メグレ夫妻の温かい人柄と作者の情景・人物描写はすばらしく、疲れているときにも手に取りやすい。メグレもの、書店から消えてしまうのでしょうか?不安です。
首なし騎士と五月祭 (創元推理文庫)
今は昔20世紀初めの英国老舗旅館ペニーフット・ホテルを舞台に夫亡き後も気丈に女主人を務めるセシリーと彼女を盛り立てる個性的な仲間達が巻き起こす推理と人情のドラマを描く大人気シリーズ第4弾です。本書ではペニーフット・ホテルで働くお馴染みのレギュラー陣に悲しい大きな事件が起きるのですが、でも回を重ねるにつれてお互いの気心が知れて上辺だけでない人間性の理解も進み昔からの家族の様に絆が深まって行く温かな人間ドラマが心癒されるシリーズの一番の読み所だと思います。
1907年の春の事、平和なバジャーズ・エンド村の森にジプシーの集団がやって来て不穏な空気が漂う。そして、ある夜ペニーフット・ホテルの常連宿泊客のフォーテスキュー大佐が村の酒場からの帰り道に奇怪な首なし騎士と遭遇しメイポールに縛られた女の死体を目撃する。女主人セシリーは最初また酔った耄碌じいさんの世迷言かと片付けていたが、翌朝ホテルの宿泊客のボスコム家三兄弟夫妻の一夫人がいなくなったとの知らせを受け俄かにその関連性に思い至るのだった。
本書のミステリーの部分では冒頭の怪奇的な趣が次第に尻すぼみになるのが少々残念ですが、警察を初めとする全ての人々がジプシーを疑う中で我らのセシリーが偏見のない確かな洞察力を発揮して被害者の親族達への聞き込みから消去法により真相を導き出す手際が鮮やかな見事さです。毎回楽しみな笑いあり涙ありの人間ドラマは、苦笑を誘われる耄碌じいさんフォーテスキュー大佐の頓珍漢な昔話の数々、メイデー(五月祭)を盛り上げる為のメイポール・ダンスを村の娘達に教え鍛える催し物係フィービの奮闘振り、部屋に閉じこもったまま食事にも出て来ない宿泊客の老人の謎と衝撃の真相、そしてめでたく結婚したガーティーとイアン夫婦に訪れる嬉しい吉報と逆にびっくり仰天の悲しい凶報です。最後のガーティーの不幸はセシリーやミセス・チャッブや料理人ミシェルのみんなが優しい心遣いで助けてくれるのできっと大丈夫でしょう。気になるセシリーの恋の行方の方はと言うと、まだ重大な進展はありませんがどうやらハンサムな新任医師のブレストウィックよりも支配人バクスターの方に分がありそうです。医師はセシリーと十分に心が通じておらず何だか不似合いに思えますし、身分の違いはあっても悲しい過去を持つ苦労人のバクスターを私は応援してあげたいです。さて、次回は恐らく今回お休みだった魔女と噂される装花係マデラインが戻って来るのと帰省するセシリーの息子マイケルが登場してどんな面白いドラマを繰り広げる事となるのか次作が紹介される日を楽しみに待ちましょう。