天使の涙【字幕版】 [VHS]
話のテンポがすごいです。
余計な説明なしにどんどん進んでいく。
独特の雰囲気があって、スピード感溢れる映像もすごくきれい。
5人の主人公のキャラクターもそれぞれが個性的で、いいです。
ラストシーンが印象的で、
そこで使われている曲がまた切なくて素敵でした。
Angel Talk―“天使の涙”完全版
大好きな映画だったので、書店でようやく見つけたときは心臓がどきどきした。想像していたよりも小さな本だった。しっかりしたハードカバーが写真集というよりか書物のように感じられた。内容も、余白のしっかり取られた、しかし本質をえぐるような鋭い文章、決して多いとは言えないがリアルな現場写真、どれもしっかり厳選されたという感じだ。そして最も嬉しかったのは後半部の映画のレビューだ。特にラストシーンのページは、Only Youの歌とともに、締め付けられるような、そしてあたたかいあの感覚があふれ出す。私はこの感覚を得るためにこれから何度でもこの本を開くだろう。Only Youを口ずさみながら。
天使の涙 [DVD]
映像から台詞、音楽、ストーリーまでセンスの塊で創られたような映画。
映像は都会の刹那的で猥雑で、カラフルな魅力で溢れ、台詞はどれも切なく笑えて心に引っ掛かる。
絶妙のタイミングで挿入される音楽は観終わった後に、音と伴に印象的なシーンを想い出させる。
展開の読めないちょっと切ないストーリーは、フィクションだけどなぜか実際の世界のようなリアリティがある。
監督が何を伝えたいのかというのはよく分からず、多分特にないのだと思う。多分自分がいいと思うものを感覚で撮ったら、こんな映画が出来てしまったのだろう。そんな気がする。天才やね。
そして、けっして綺麗とはいえないはずの香港というまちの当時の猥雑な雰囲気と魅力を存分に楽しめる。
この監督は台本どうりに撮らずにその場の考えや雰囲気から変えて撮っているらしいが、それがこんなにリアリティのない設定をリアリティあるものに換え、香港のまちの魅力をまざまざと魅せつけているんだろう。
登場する人物は孤独でちょっとなさけないのに、ちょっとした役の居酒屋の斉藤さんから金城武の親父まで、登場する役者がみんな人間味溢れたいい味を出していて魅力的である。
この二人は素人で、実際にこれらの店で働いている人らしいが、そこらの本物の役者よりもずっと魅力的だ。
この監督は役者の魅力を映像に引き出す才能が最もあるに違いないとしか考えられない。
ミシェール・リーは何をやっていても絵になっているし、金城武はとにかくいい。
最終的にとりあえず香港に行きたくなる映画。
そしてもし、ウォン・カーウァイ監督が日本を舞台にして映画を撮ってくれたら、どんな映画になるんだろうと思った。
エンジェル・トーク "天使の涙"完全版
大好きな映画だったので、書店でようやく見つけたときは心臓がどきどきした。想像していたよりも小さな本だった。しっかりしたハードカバーが写真集というよりか書物のように感じられた。内容も、余白のしっかり取られた、しかし本質をえぐるような鋭い文章、決して多いとは言えないがリアルな現場写真、どれもしっかり厳選されたという感じだ。そして最も嬉しかったのは後半部の映画のレビューだ。特にラストシーンのページは、Only Youの歌とともに、締め付けられるような、そしてあたたかいあの感覚があふれ出す。私はこの感覚を得るためにこれから何度でもこの本を開くだろう。Only Youを口ずさみながら。
恋する惑星 ― オリジナル・サウンドトラック
映画を観終わった後に耳に残るフェイ・ウォンの「夢中人」と「ママス&パパス」の夢のカリフォルニア。
残念ながら本アルバムには、夢のカリフォルニアは収録されてないんですよね。
他の曲も聴いていると、あのシーンで使われてた曲だな…
と情景が浮かんでくる、よくできたサントラです。
予断ですが、夢中人はクランベリーズというグループのカバーだそうです。そっちは聞いたことないです。自分の中では、フェイの歌に定着してます。