奇蹟 ミラクル デジタル・リマスター版 [DVD]
ジャッキー作品らしい人情味溢れる主人公ですし、
スタント、アクションも中々良い具合に味付けされていて、 リメイク作品だと感じさせないテンポ良いギャングコメディに仕上げてます。
(約2時間の作品でしたが、変にだれる事なく一気に観ることができました。
「ポケット一杯の幸福」を元ネタに他のクラシック映画からのモチーフが随所に感じられます。)
アニタ・ムイの挿入歌も中々の曲ですしジャッキーの演出も冴えている本作品、是非一度ご覧ください。
奇蹟 / ミラクル デジタル・リマスター版 [DVD]
「ジャッキー・チェンは“監督”としてもっと評価されるべき!」
・・・と、私はかなり昔から周りの人々に説いてます。
当たり前ではありますが、ジャッキーと言えば、世界のアクションスターであり、一級のアクション監督であることは、今更言うまでもありませんが、ドラマの演出や隅々までこだわった画作りなど、映画監督としても素晴らしいのであります。
例えば『ポリスストーリー 香港国際警察』のラストシーン。普段は決闘シーンでもどこか余裕のあるジャッキーが、感情をむき出しに、怒りを爆発させ、悪漢を蹴り飛ばすシーンでストップモーションをかけるという、素晴らしいエンディング。彼の怒りと痛々しさがこちらまで伝わる名シーンです。
例えば『プロジェクトA』で、不祥事から海上警察を解散させられ、半隠居生活を送っていた署長の元に、海賊を一網打尽する作戦“プロジェクトA”決行を伝えるため、再結集した海上警察を引き連れ、正装で現われるジャッキー。
時計台からの落下や、貧民街での自転車チェイスもいいけど、このシーンは何度見ても胸が熱くなります。
・・・と、数えだしたら切がありませんが、本題は『奇蹟』。これこそ、ジャッキー演出の真骨頂。
フランク・キャプラの『一日だけの淑女』(もしくは『ポケット一杯の幸福』)をリメイクして人情喜劇で、持ち味であるカンフーアクションを控えめに、ドラマ性を重視した貴重な一本。しかし、これがテンポも、カメラワークも良く、美術セットや衣裳も豪華で、歌あり踊りあり、そして出色のアクションシーンはクライマックスのロープ工場での大立ち回り。どこを取っても胸が躍り、拍手喝采ものです。ジャッキーの映画の中では、比較的地味に扱われてしまいますが、これは必見の傑作です!
Lost in Space (1998) (Edit) [VHS] [Import]
キャストも悪くないし、VFXも素晴らしいしセンスもあると思いました。しかし、話がマジメすぎるのとちっとも面白くないところが逆に凄いと思います。監督のスティーブン・ホプキンスは「エルム街の悪夢5」とか「ブロークン・アウェイ」とか「プレデタ−2」とか気になる作品もありますが非常に不安定な位置の人だと思いました。
極端な未来 政治・社会編
アメリカを中心に2050年あたりまでの世界(と言っても下巻ではアメリカと
中国がメイン。それにインドがおまけ程度に触れられている)を予測してみた
一冊。
現在進行中のグローバリゼーションの功罪から始まり、アメリカの安全保障
アメリカの労働力、国家に於ける個人の権利と自由、中国の動静、そして
アメリカと民主主義の将来について、好ましい未来とそうでない未来(著者の
言を借りれば「極端な未来」)を述べています。
そしてそれぞれの未来に世界が到達するにはどうすれば良いか(そうでない
未来の場合はどうすれば回避出来るか)という処方箋(例えば、グローバリ
ゼーションは避けようが無い、テロを無くすには貧困撲滅と教育の向上
労働力不足は移民受け入れ)を提示しています。
本書でアメリカとされている部分は他人ごとでは無く、この国も同様の
問題を抱えています。公教育レベルの低下、労働力不足、テロへの準備不足
等・・・一個人が出来ることには限りがありますが、少なくとも現状の問題を
把握するだけでも、しないよりは、遥かに良いと思うのです。
そういう一助になる一冊です。
極端な未来 経済・産業・科学編
まだ買ったばかりですみませんが
著者も「トンデモ」とは言っているが、富士通で研究していたAIの研究の中で
プログラムされていないのに、AIが怒り出したという記載があり
ちょっと信じられない思いがあります。
山形浩生さんあたりなら、ボロクソにけなす?所なのかもしれませんが
どこかで明確にして頂きたい。
少しばかりコンピュータをかじった人間からすれば、マトリックスやら
ギャラクティカやら、火の鳥の世界は、まだまだ現実の中には発生していない事で
自分が生きている間も、関係ないのでは?と思っているので。
単なるエラーじゃないの?
グリッドコンピューテリングが出来る環境なら、コンピュータが意思を
持つんですか?