ペリーヌ物語
ペリーヌ物語の主題歌挿入歌6曲と
作品の最初から最後までを約20分のダイジェストに
まとめたドラマで構成されたCDです。
この「うたとおはなし」シリーズはほかにフランダースの犬、
母をたずねて三千里、あらいぐまラスカル、赤毛のアンが出ていますが
ドラマパートが曲の間に挟まれているかまとめて最後に収録されているかの
違いがあるだけで、全て同じような構成です。
世界名作劇場主題歌挿入歌全集が出るまでは、挿入歌がレアでしたので
いずれもオークション高額CDの常連だったのですが
現在ではそれらが簡単に入手できるようになってますし
DVD等で簡単に全編が視聴できる現在ではダイジェストドラマにも
それほど価値があるとも思えません。
せめてドラマパートがオリジナルのサブストーリー等でしたら他の方にも
薦められるのですが、現在ではコレクター以外には不要なCDでしょうかねぇ…
ペリーヌ物語 (絵本アニメ世界名作劇場)
ペリーヌがしっかろやろうと頑張る姿が目に浮かびました。
昔の子供たちは自立しようとする、いや
自立していなければならないと思いました。
エクトール・マロの信念もちゃんと
描けていたと思います。
けれどキャラクターの個性や作品の細部を味わうには
全話を見る方がより良いです。
世界名作劇場 メモリアル音楽館 ペリーヌ物語
お母さんがペリーヌ大好きなので、プレゼントしたんですが
とっても喜んでました。
私も聞きましたが、とてもよかった。
小さな頃の思い出のアニメです。
二枚組で全部で100曲くらい入っててびびった。(笑)
聞きごたえありました。
家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)
アニメのペリーヌ物語のファンならば,この原作を読みたいものだと思う.ところがこれまで岩波文庫の古い,わかりづらい翻訳しかなかった.しかし,二宮先生のこの翻訳は,岩波文庫のものとまるで格が違う.分かりやすいし,岩波版に見られた誤訳の数々もない.その上,底本にはフラマリオン社の初版本が用いられ,そこに印刷されている銅版画が多数訳文を飾っている.夢のような名訳.解説がまた力作で,作品の舞台を見るため北フランスに旅立ち,マロクールのモデルと見られる工場と邸宅を見つける顛末が写真付きで語られている.むかし朔太郎は ふらんすは余りにとほし, と歌った.今フランスは遠くないのである.なお,二つの訳の比較にはガリマール社版の2巻本のテキストを使った.
世界名作劇場・完結版 ペリーヌ物語 [DVD]
長い旅のシーンをばっさりカットしたのは、編集者の英断であると思う。
そのため、ペリーヌのつらさ苦しさは半減されてしまったものの、祖父との関係における心理的葛藤だけに焦点が絞られ、非常に解りやすいドラマとなっている。最初はただの従業員でしかなかったペリーヌが、祖父の真の愛情を得るに至る過程が非常に面白い。ややとんとん拍子に話が進んでしまうきらいはあるが、感動の要所がきっちりと描かれているので、感涙は必至である。
ペリーヌが祖父と本当の対面を果たす場面では、熱い思いで胸がいっぱいになり、涙があふれて止まらなかった。手術後の対面もまた胸を打つ。そして、春の野辺にペリーヌの声がこだまする、素晴らしいラストシーン。二人を包む幸せが、画面を超えてどこまでも、どこまでも、広がってゆくように感じた。