イッセー尾形の人生コーチング
自分のことを話しても人は興味を持ってくれないという件はなるほどという気にさせられたが、どうすれば4日間の練習で素人に演劇をさせられるかということが主題で、それ以上の広がりがあまり感じられなかった。演出家に翻弄され続ける素人出演者の姿が痛々しい。
筆者が取材者らに近づきすぎ、共感しすぎているとも感じた。
オフ・オフ・マザー・グース
初めてマザーグースを読んだのは北原白秋の本訳でしたが、あの不思議な世界観が蘇った様な感覚に陥りました。
笈田敏夫などジャズの超ベテランから小松政夫などの喜劇俳優などジャンルを超えた詠み手による競演は値段以上の満足感があります。
最後の曲「コマドリの死」はパタリロの「クックロビン音頭」の元ネタでしたね、懐かしいです。
イッセー尾形 The best of best collection ’89~’93 DVD BOX1
ちょうどバブルの絶頂期から崩壊期に収録された
このイッセー尾形のスケッチの数々は、当時の時代の
空気の記録としても貴重であり、また、時代を超えて、
「人間ってこうだよな」
と思わせる、「誰も描かなかった物語」としても、
独特であり、非常に興味深い映像になっています。
「地下鉄」の、満員電車の中の人間の心理や、
「スケベ教師」の、不祥事を起こし問題になっている、まさにその最中の緊迫感、
「移住作家」の、無頼を気取る作家の孤独、
「駐車場」の、アイデンティティーの崩壊、
「勧誘」「聞いてねぇな、お前」の、一見まっすぐで、実はゆがみきった主人公など、
物語のパターンにおさまらないドラマの数々は、
普段、通り過ぎてしまうけど、そこにはこんなドラマがある、
あるいは、あったらいいな、あったりして、という、
まさに想像力の究極を見せてくれます。
これよりさらに前の、「半分ハンガー」「車内暴力追放キャンペーン」「一億円」
なども、映像化を希望します。
言い忘れてさようなら
まさか、イッセー尾形が、LOVE STORYを書くとは、オモワナカッタ。
又、イッセーの時代が、くるとは、知る由もなかった。
今の所、残念ながら、この本を読む余裕はない。
とりあえず、この本を胸に抱いてねるか。
まさか、彼の顔が夢に出てくるとは、思えないけど。
イッセー尾形 DVD-BOX1
日常の小さな出来事を風刺のきいたコミカルな演出で見せる一人芝居。
日本ではもちろん、海外でも高い評価を得ているイッセー尾形。
ファンクラブ会員は3万人を超え、ライブでは年間4万人以上を動員。
チケットは入手困難なプラチナ・チケットとなっている。
1は、1994年かた96年までに行った6公演の模様を収録。
実は私も後援会会員。ライブはもちろんだが、DVDで観ても面白い。
昔の作品好きな人には持っていて損はないBOXでしょう。