PANDORA 君の名前を僕は知る(通常版)
戦争での恋愛というジャンルに興味があったので早速予約していました。
(イラストもとても好きです。)
一人と恋愛ルートを終わらせた時点で一度書いたのですが、
2週目以降からなんだか楽しくなってきました。自分で驚いています(笑)なので少し書き足している部分もあります。
当たり前の日常生活を送っていた主人公・カンナ・イソラ(名前だけ変更可能)が飛行機墜落事故をきっかけに
戦争に巻き込まれてしまうところから始ります。
プロローグの後半に最初の選択が出るのですが、そこに辿り着く頃には展開の流れの速さに違和感を感じていました。
あれ?なんだか急いで物語が進んでいるんじゃないかなと。。
プロローグが終わり、章が進み出すとその違和感が急速に加速し始めます。違う意味でドキドキしていました(笑)
攻略キャラクターはみなとても魅力的なのですが、(サブキャラも素敵です。)
その魅力を半分くらいしか発揮していないと思わせるほど心理描写が足りません。
プライベートのイベントが少ないからかも知れません。
いつ恋愛したのだろう?その前にいつからこんなに親しくなったのだろう?プレイ中そんな事ばかり考えていました。
☆ひとりの攻略に「恋ルート」「絆ルート」と道筋が4章以降から分かれていて、物語の変化もあるのですが
攻略キャラクターと主人公との『関わり方の違い』がわたしは魅力的でした。
恋ルートの方はキャラクターによるのかも知れませんが、恋に落ちるのが急です。ちょっと訳がわかりませんでした。
その急が逆によかったのか(笑)絆ルートの方は攻略キャラクターの心理描写に視界を入れた展開が入りだし、
自然と主人公も積極的に関わっていくようになります。なんだか楽しいです。みなぎってきます!
後半、個別シナリオの中では「暗い方向」に流れていく展開も存在するので、苦手な人は注意が必要かも知れません。
けれど、その「暗さ」は角度を変えると「深さ」にも繋がるような感じがしました。わたしは好きです。。
あくまで戦争を軸にした物語というのもあって一度分岐した後の共通ルートなどは糖度は少ないです。
もう少しじっくりと丁寧に恋愛したかったです。。
(全体的にボリュームが少ないと思います。)
肝心の物語の内容も発想は面白いのですが、中途半端な使い方をしているところがありその辺りはもったいない気がします。
(数人のライターさんがシナリオを手がけているせいか、シナリオに落差が現れていると思います。)
主人公が生活していくそれぞれの国(?)の思想、価値観の違いは素直に面白かったです。考えさせられました。
はじめは☆2個でしたが、(イラストと声優さんの演技の素晴らしさで。
また、メインの攻略キャラクター達が一人ずつオリジナルの歌をうたってくれます。豪華過ぎて眩暈がしました。)
慣れてきてからの2週目以降の楽しくなってきた分を含めて☆3個です。
そして個人的に作品自体の雰囲気と攻略キャラクター達(サブキャラクターも攻略可能)が想像以上にとても好きになったので
面白さは☆4個にしました。
システム面を含め少しとっつきにくいですが、私はプレイして(まだプレイ中です)よかったです☆☆
☆全貌が見えてきて、はじめのプレイした時と「全く」変化したので書き足します。
上記で書いたマイナス部分はもちろんありますが、私はとても楽しめました。。
楽しんだよりも、『心に残りました』
戦争モノだから、という事だけではなく後半の展開はとても抉られました。心が。。
(ここは苦手な人は苦手だと思いますので気をつけてください)
粗さは目立つのですが、設定はとても練られています。(乙女ゲーム中では斬新です。)
矛盾しているのが嫌な人は難しいですが、解釈で解決できるのならぐっと引きこまれると思います。
オススメは「恋」ルートを迎えてから「絆」ルートを目指してください。
・・・報われなくなりますので(笑)
評価は思い切って☆4個です!ですが、これは私の感情を優先した数ですのでその辺りは価値観によって違うと思います。
(客観的に見てきっと、違うほうが多いと思います。)
けれど私は出会えて、プレイして、よかったです。。。忘れられない一本になりました。(長文、失礼しました)
探偵学園Q 名探偵はキミだ!
このマガジンの大人気マンガ!探偵学園QがいよいよGBAに登場しました!このゲームは犯人を推理するだけではなく、自分にも知識がついてきてしまうというとてもいいゲームだと思います。
自分的にはこれはとてもおすすめ!
名君の碑―保科正之の生涯 (文春文庫)
三度目を読み終えて前回の読後感を上回る感動を得、高三の孫娘に是非読んで欲しくてプレゼントしました。私の母方の先祖である曾祖母は文久二年会津生まれで、戊辰戦争に敗れ西軍の兵がやってきて「荒川市郎兵衛、兵糧を出せ!」と言われたと90歳でなくなるまで私共曾孫に語り伝えてきました。
その曾祖母は町で有名な女傑でありまして、米穀屋を営んでいたとき借金を返済しない男性客に「代金を返さないならお前の顔を殴らせろ!」と言い顔を張り飛ばし、帳消しにしたそうです。
かくも激しく生活力が旺盛で魅力的であったのは、会津に生まれ会津藩士の子として育ったことも無縁ではなかったのではと思います。
会津藩主初代保科正之から最後の藩主容保までの歴代の藩主には、遇物はただの一人も存在しなかったと中村彰彦氏は書いていますが、思うに如何に保科正之の初代藩主としての業績が大きかったことかの証明であり、また現代まで続く会津人の資質の高さの根源は、藩校日新館での教育の成果ではと、福島の地から遠く離れた八ケ岳南麓から想い新たにしています。