EPS 1991 – 2002 [解説付国内仕様盤 / 5CD-BOX SET] (BRWP211)
レディオヘッドのトム・ヨークを始めオウテカから影響を受けた事を公言してるアーティストは数知れず。
でも未だにテクノミュージックに於いて彼らほど革新的な作品を作り続けているアーティストは見当たらない。
特に活動の初期〜中期は彼らが積極的に新しいサウンドに精力的に取り組んできた時期。
Max/MSPでの複雑な音響処理、現代音楽を聴いているような凝った拍子や調もオウテカの代名詞となっているけど
まさにその初期〜中期のサウンドが好きな人は絶対に買い。
最近のアルバムしか聴いた事無い人にももちろんお勧めだし、
コンフィールド聴いてわけわからないと思って諦めた人にももちろんお勧めだし、
「え?テクノって四つ打ちでしょ?」って人にももちろんお勧めだし、
そもそも普段テクノ聴かないって人にももちろんお勧め。
つまり皆聴けって事。
シングル集だからかもしれないけど意外と聴きやすい曲多いです。
confield [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC34)
コレでしょうね。革新性とかシーンに対する影響などを考慮せずに音だけで選んでもオウテカは殆ど全部のアルバムを聴きましたが一番好きです。なかなか飽きない。ただエレクトロニカ初心者が聴くと「なんじゃこりゃ?」ってなるかもしれません。でも聴けるようになります(たぶん)。聴けるようになれば音世界がぐっと広がりますよ。なので初心者の方も含めて聴いた方が良い。尚、日本版ボーナストラックのライブ音源は凄くカッコイイです。
Gantz Graf [DVD] [Import]
Gantz Graf の無機質な音と完全にシンクロしたシャープなCGが、ツボ!
流し見もOKですが、細部を見ていくと楽しいです。
一度観るだけでは、映像の複雑性から気付かない要素もあり、
AUTECHRE の作品性に良くマッチしているのではないでしょうか。
映画館クラスの大音量&大画面で見てみたくなることうけあいです。
余談ですが、出てくるメカに数種類の漢字が書いてあるようです。
暇つぶしに探してみるのも良いかもしれません。
WARP VISION THE VIDEOS 1989-2004 [DVD] (BRCDVD1)
Aphex twin, Square Pusher, Autechre, LFOなど独自路線を突き進むWarpのミュージッククリップ集。Aphex twinの"Come To Daddy", Square Pusherの"Come On My Selector"(確か日本放送禁止), Autechreの"Ganz Graf"等、外しちゃいけないところはもちろん外してません。
有名どころの感想は他に任せて、すごいなあ、って思ったのがPlaidの"Pleix"。始めはポップ、後は軽いスプラッタ調になる変なクリップなのですが、それでも全体を通して色使いがポップですばらしい。普通の動きに対して登場人物がすべてモーフィングで動いているからか、何気ない動きに新鮮さを感じます。
Rubber Johnny [国内盤1500枚限定プレス / オフィシャル・インタビュー対訳・特典ステッカー付きDVD+ART BOOK] (BRCDVD3LTD)
たまたまタワレコで画像が流れていて目が釘付けになった。凄い才能。凄い想像力。見たことの無い映像で描かれるナンセンス世界。見ていないひとに無理矢理説明するとすれば杉浦茂の世界をデビット・リンチが実写化して10倍速にしたような感じ。とはいえ7分はやっぱり短すぎる。3分でもいいからプラスアルファの特典映像があれば不足感はなかったかも。内臓感満載のブックレットのエグさは素敵ですが。