クリムゾン・タイド [DVD]
潜水艦映画として、屈指の傑作でしょう。映画館で4回観たものです。
弾道弾発射の手順も他の資料と照らし合わせて観ても相当忠実に再現されている他、ELF、VLFという潜水艦用の受信に関するシーンもあり、潜水艦好きの方も満足できる内容です。
一般観客向けには、艦長と副長を必ず含む4人(以上)の士官が核の発射命令を確認せねば、核の発射ができない点を何らかの形ではっきり伝えた方がよりわかり易かったでしょう。
ジーン・ハックマン、デンゼル・ワシントンの名演は勿論ですが、日本で無名の俳優が演ずる最先任下士官(海自流の言い方では先任伍長)も、個人的心情は艦長派だが、海軍軍規に照らして艦長を拘束せよとの副長の命令に従う難しい役を、良い味を出して演じています。(この俳優をその後に観たのは、ドラマのコールド・ケースで現在の犯人役でした。)
トニー・スコットは、トップ・ガンの監督として有名ですが、同映画やデイズ・オブ・サンダーなど少し軽いノリの映画が得意かと思っていましたが、この映画を観て認識を変えました。
余談ですが、エネミー・オブ・アメリカでのトニー・スコットとジーン・ハックマンの組み合わせも印象的でした。
この映画で残念なのは日本語訳におかしな点がいくつかあることです。
特に COB(コッブ) は映画の中でデンゼル・ワシントンが chief of boat と言っているので、海軍に関する知識を多少持っている者なら最先任下士官であることは明白であるのに、当直士官 とまるで意味の違う訳になっています。
尚、英語では伝統的に潜水艦をshipとは言わず、どんな大型の潜水艦でもboatと称します。
超極上近親相姦 我が家の台所事情 40人8時間2枚組 ダイナマイトエンタープライズ [DVD]
私は台所シーンのマニアで、今までありそうでなかった台所シーンのオムニバスというこの作品の企画コンセプトは最高に素晴らしいと思います。40人、8時間ということで、楽しみにして購入しましたが、期待が大きかっただけに、正直、内容にはがっかりでした。青木美里、志村玲子、松浦ユキなど、超一流の熟女女優は、40人のうち、数えるほどで、残りは、ほとんど素人レベルのただのおデブかブスなおばさん女優ばかり。編集も手抜きなのか、女優の名前がどこにもなく、一人、新しく気になった50歳代と思われる女優さんの名前が分からず消化不良に。是非、もっと質の高い女優陣を集めた第2弾、第3弾にチャレンジしてください。シリーズものとして期待しています。評価は期待値込で3にさせていただきました。
1/144 ドダイ (機動戦士ガンダム)
まぁ、いまの子たちにはちょっと簡単なKITなもんで拍子抜けかも。
未だに1/100での発売アナウンスがないから、俺は幅増し幅増しの繰り返しで
1/100へと改造しました。
そのおかげで、重い重い。
まぁ、レジンで型取りしてモナカ成型でなんとかMGグフVer.2・0を乗せてもホビーベースhが
倒れなくなりましたけど。
要は、
どれだけの工夫や考え方で、
そのKITを楽しめるか否か。
それが大人のモデラーでしょ?
俺が小学生時代には、そんな大学生や大人たちが居てカッコ良かったけどね。
ぬすまれた湖 (ダイドー・トワイトの冒険シリーズ)
「ウィロビー・チェースのおおかみ」に始まるジョーン・エイキンの一連の作品。時代的には「かっこうの木」の少し前、ダイドーがヒューズ艦長と大西洋を航海中のお話になります。
ブラジルで行方不明の子どもたちをさがすダイドーは、なんと伝説のアーサー王の妃に出会う。さらにアーサー王本人も復活する予定だとか。そのためにわざわざアヴァロンの湖を空輸済み!
毎回突飛な空想で楽しませてくれるこのシリーズですが、今回は少々ついてゆくのに骨が折れました。堅物のヒューズ艦長を巧みにこき使ってしまうダイドーのちゃっかり振りは相変わらずです。
多少はアーサー王伝説を知っているほうがいいので、小学校高学年で読むのは難しいと思います。