2046 [DVD]
これまでカーウァイ監督の作品を観たことがない人には、ストーリー的に「よくわからん」と評価が下されてしまう作品かもしれない。客観的に観ると。
しかし、カーウァイ監督のファンで、彼の過去の作品に陶酔したことがある人には、とにかく涙物のたまらない「要素」が随所にちりばめられた映画なのである。
トニー演じる主人公は、名前と容姿は「花様年華」のチャウそのままで、「花様年華」の続編的作品であるというのは、早くからわかっていた。
でも、それだけじゃなかったんだ。「欲望の翼」のルル(ミミ)が出てきて、同じ「パーフィディア」という曲が流れた時には、「もう、反則でしょう、これ・・・」って感じで、泣きそうになってしまった。
続編的映画とはいっても「2046」の中のチャウは、「花様年華」の
チャウとは明らかに違うキャラである。
刹那的で、一つの場所(女性)には安住できないその姿は、「欲望の翼」でレスリーが演じたヨディ、延いては「ブエノスアイレス」のウィンの姿を彷彿とさせる。
フェイ・ウォンがトニーの執筆活動を手伝うシーンは、「花様年華」のマギー&トニーに重なるが、同時に「恋する惑星」の中のフェイ&トニー、その後の2人・・・っていうふうにも思えてくる。(飛躍しすぎかな!)
過去の女性を忘れられず、ずっと思い続けている姿は「楽園の瑕」の
西毒の姿ではないか!(これも飛躍しすぎ?)
ラスト、息も詰まるような、コン・リーとの長ーいキスは、「花様年華」のラスト、「木の穴に秘密を埋める」シーンそのものだ。
そういった「要素」を感じるたびに、胸が震え、感傷的な音楽もあいまって、観終わったあとも、何度かため息をついてしまった。
この作品について、よくわからなかった、と思った方は、
是非「欲望の翼」「花様年華」だけでも観たうえで、もう一度
観てください。きっと印象が変わると思います!
フェイ・ウォン
移籍第一作だったので期待したのですが、ちょっと中途半端というか、引っかかるところのない感じの出来でした。
オサレで聴きやすくはあるんですけどねえ。
王菲のアルバムではめずらしく、「買わなくてもよかったかなぁ」と思った一枚。
ベスト・オブ・フェイ・ウォン [VHS]
このビデオはゲストが凄い!凄い!!凄すぎるっ!!!"我らがリーダー"ゲイリー・グリッター&グリッター・バンドをはじめ、ロック史の表にはけして出てこない、70年代半ばのイギリス芸能界を輪切りにしたような顔ぶれが素敵すぎです。今田耕司そっくりなヴォーカルが流し目で歌うショワディワディー、Mr.オクレ兄さん(そっくりな人)がかわいいセーラー服姿でプレイするルベッツ、絶望的な歯並びの悪さにも構わずにクシャクシャの泣き顔で歌いまくるディッケン(ミスター・ビッグのヴォーカル)。そしてジョン・レノンに、「あいつ自分の娘みたいな連中にきゃあきゃあ言われてやがる」と皮肉られた40代の元アイドル、アルヴィン・スターダスト...。なんでみんなこんなにチャーミングなんでしょうか!?これは、英ロック史のミッシング・リンクを埋める貴重な資料です。特にミスター・ビッグの"ラッキー・マン"は、EMIからアルバム・デビューする前のCBSでのシングル曲という情け容赦のないレアさ。もし貴方がBCRファンでなくても、ブリティッシュ好きだったら一度は見ておくべき映像です。エンディングを迎える頃にはきっと、スレイドと一緒に"サンクス・フォー・ザ・メモリー"のサビを歌う貴方がいることでしょう。ビバ芸能界!!
スクウェア ミレニアム コレクション ゼノギアスウォン・フェイフォン版
2002年2月には続編の「ゼノサーガ」が出る予定なので、今のうちにPlayすることをおすすめ!!スクエアにはめずらしく、アニメーションが随所に挿入されてます。ガンダムのようなロボットが話を進めていくごとに、グレードアップしていき飽きないし、バトルも○□△ボタンを使った面白いシステム。
キャラクターも魅力的だし、ダンジョンの謎解きもやりがいがある。
音楽はクロノ・トリガー、クロノ・クロスも手がけた光田さんで、素晴らしい楽曲がいっぱい。
物語も重厚で、とにかくおすすめ!