キャビン・フィーバー スペシャル・エディション [DVD]
普通に若者が次々と死んでゆく系のいわゆるDTMと呼ばれるスラッシャー映画かと思いきや、かなりツボを押さえた良作でした。ただ、そのツボというのが誰にでも通用する類のものじゃないのが困りものですけども……。
とりあえず有り余る創作意欲と情熱を惜しみなく注ぎ込んだ血まみれのB級ホラーです。このB級というのも判断に迷うのですけど、意味無くサイケデリックな香りのする幻覚の主観映像が入ったり、プロットにほとんど関係ないキチ○○なハンターを半ば無理やり登場させたり、落語チックな後日譚(?)でかっちりとオチをつけたりと、明らかに「狙って」B級臭を出している感じがして好感がもてまくります。
そういえばこの監督はこの次の作品でタランティーノと仕事してますけど、この「狙ってB級感」はタラ氏の作品と根っこの部分で繋がってる気がしないでもありません。
そういう意味では万人向けではございませんが、こういうのが好きな人には鉄板の一本だと思います。未見でしたらどうぞ!
キャビン・フィーバー [DVD]
マヌケな若者たち、謎の伝染病と、B級ホラーな
お約束の中、パンケーキ少年の唐突さに驚かされた。
パーティ保安官、マリファナ青年、豚おばさん、
店のおじいちゃんと、変な人ばかりで妙に気になる。
感染シーンは生理的に嫌な感じだし、笑えるような
緩い場面をわざと入れてるところが面白かった。
エッチすると何かが起こるのはお約束の定番だし、
病院でウサギがチラリ写るのはシャイニング風。
いろんな映画を思い出しながら見たのですが、
ホラーにありがちな最後がベタで良かったです。