自由訳 般若心経 (朝日文庫)
大変分かりやすい解釈をされている本です。
仏教哲学者などが書かれた本は理屈っぽいけれど、満さんの解釈は一般の人が読まれても素直な文章で説明されているので、大変分かりやすく読みやすいです。
般若心経を唱える気にさせてくれます。
千の風になって~再生~
新井先生のご講演をお聞きする機会があり、早速にCDを買いました。
友人たちに「千の風になって」の感動を伝えたくてメールしました。
その友人から又次の人へと、どんどん感動の輪が広がっています。
最近、母や父を亡くした人たちは「心が癒された」と言ってくれました。
遠い昔、母を亡くした私は何日も泣きました。この詩を知っていれば、きっと泣かなかったでしょう。
大勢の人たちがこの詩に出会い、悲しみから救われるようにと願っています。
自由訳 般若心経
この本は、「自由訳」というだけあって、般若心経を逐語的に訳するのではなく、原典に書かれていない内容まで著者の考えに基づき記述することで、思い切った現代語訳を試みている。その点で、「仏教的に誤りのある記述ではないけれど、こんなことまでは般若心経に書いてないのでは?」とも感じる。
もともと短い経典であるから、訳の部分は、詩集のような大きな字で70ページ程度。そのあと、20ページくらいで著者自身の般若心経にまつわる体験が記載されている。あっという間に読める分量である。
般若心経は、数ある経典の中でも特に有名な経典であるが、その意味はわからないという人も多いと思う。この本は、上記のように正確な訳ではないものの、とても読みやすいので、「入門的に簡単に般若心経の意味を知りたい」という人には良いと思う。
ピーターラビット紀行―ふたりで行くイギリス湖水地方の旅
湖水地方を夫婦で訪れ、ワーズワースとベアトリクス・ポターを偲ぶ随想。イギリスならではの、自然でかわいらしい風景と建物の写真が豊富で美しい。
ポターの生涯を振り返り、「青春時代は自分探しの時代」、「壮年時代は自己実現の時代」、「老年時代は社会貢献の時代」とまとめている。
一人の伝記を読みながらその足跡をたどることで、単なる観光旅行にとどめず、人生を考え、一冊の本まで、本として出版するは、なかなかの技である。
千の風になって
日本人の死生感は実に区々のはずであるが、本作品は空前の大ヒットとなっている。
というのもこの曲は多くの宗教や価値観を超え各人の心に訴えるような歌詞であるからだと思う。
大切な人を亡くした方には特に強く響くであろう。今後も長く支持される曲となるのは間違いない。