かめくん (河出文庫)
僕はもともとカメが好きで、この本もタイトルにひかれて 買ってみました。だけどこの本はただのカメ好きのための本ではなく、周りの人と、カメに似せて造られた主人公「かめくん」との心温まるふれあいや、その「かめくん」 が考える、人とはまるで観点の違う世界観を、ほのぼのとした町を舞台に、ほのぼのとした「かめくん」の私生活を
通して楽しみながら読むことが出来る、心温まる本なんです。読んでると、不思議と笑みがこぼれてきます。 イライラしてる時なんかは、これをちょっと読んでみて下さい。癒されますよ。
かめ探偵K (メディアワークス文庫)
北野氏の作品ではお馴染みの「かめ」キャラ
今までの「かめ」は自律型ロボットであるが故、もの悲しい感じだった
しかし、本著は探偵をこなす、アクティブなキャラだった
北野氏の作品は今の世界が終末を迎え、新たに再生された世界を舞台にしていることが多い
毎回、世界を創造するのは大変じゃないのかな
ご苦労様です
ある意味ワンパターンですが、出版レーベル毎に雰囲気を見事に変化させているところはスゴイ
早川ならSFぽっく、角川ホラー文庫ならホラーぽっく、ジュブナイル作品なジュブナイルぽっく
そして、本著メディアワークス文庫ならヤングアダルトぽっい感じだった