図解アリエナイ理科ノ教科書IIIC (三才ムック VOL. 245 B-GEEKS advanced edi)
今更言うまでもないかも知れないが、不謹慎な知識満載の理科の教科書。毒虫、毒薬、麻薬、火薬、毒薬、核と人体に有害なものをかき集めたという感じ。まるで役に立たない内容も多い。
これまで気軽にアフロ死とか言っていたが、具体的に説明してる。このあたりは大学の専門教育でも細かく教えてもらえる機会は少ない。素人にとどまらず、プロの科学者でもこの部分は一読しておく価値がある。物を食べながら読むにはあまり気分の良くない写真も多いのだが、こういった惨事を実際に知ることで危険性を認識できることにもなる。
全体的に、教科書と名乗るにはおこがましいほどに誤字誤謬が見られるが、著者側もある程度は認識しているようなので、汲んでもらいたい。
Ndの読みを「ネオジウム」で統一しているのは何か主張があるのか、とか思ったんだけど何もなさそうだった。
結局、暗黒地学の出番がなくて残念である。
Hitoshizuku(ヒトシズク)
2009年結成アキバゴアグラインド
GO-ZENの1st。
チェコ産ゴアグラインドJIG-AIを意識しているかのようなアートワークやバンド名。
いきなりcarcassのカバーで幕を開ける今作は、JIG-AIと言うよりは、初期carcassに近いといった印象。
ブラストも本家に比べやや力不足、むしろスピードなんかよりもリフに重きを置いているようで、初期carcassを思い起こさせるような、おどろおどろしいリフに、ピッチシフターでギリギリまで下げた下水道ボーカルから、ピギーッと豚の鳴き声風のボーカルや、わりとクリーンなシャウトまで様々。
所々アキバ文化を匂わせる曲名や、チャーミングな所もあったりしてgood!!
全21曲、1000円、グラインド好きなら買わない手はないです。
ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)
おそらくは、残酷なアイディアありきで作られた物語。
そのアイディアは作者の嗜好性がダイレクトに表現されたものであり、
かつ、日常では他者の眼を恐れて公けにはしないはずの嗜好であるため、精神的なショックが大きい。
罪悪感のカケラもなく毒を飲まされたような衝撃である。
本からは甘美な何かだけを得たい人、あるいはそうした心情の瞬間は、絶対に読んではいけない。
沙村版「赤毛のアン」だと誰かに吹き込まれた人は、なおさら距離を置いてほしい。
しかし、私はこの作品を誰かに奨めたいのだ。
誰かに奨めたいのだが、誰彼なしに奨められない。
人は書物に、精神的な毒を求めることだってある。
本が与える精神的な毒には耐性があると自負し、
そろそろ新しい毒でも見せてもらおうか、と思っている人は、ぜひ読んでみてほしい。
悪意なく提供される純度の高い毒が、こんな廉価で手に入るのだから。
地獄の季節-グロリズム宣言 いずみコミックス
「グロ漫画」としてカテゴライズした漫画を集めたアンソロジー。
駕籠真太郎、氏賀Y太などグロ漫画の世界を構築している作家陣はさすがの
安定感。
巻末にグロビデオの紹介レビューが載っているのだが、映像メディアの
グロの幅広さを感じてしまう。グロ漫画の新たな世界も開拓されることを
願う。
今後に期待したいのは「ハレンチ戦隊モッコリV」(白石明日香)の異質な
飛ばしっぷり。動向に注目したい。
コンクリート[DVD]
高岡さんのファンということで見ました!内容はエグいですね…聞いた話だと映画でこそ映せないような事を事件ではやっていたというから驚きました…そして事件をおこした張本人達はほぼ出てきているということにも恐怖を感じます…ストーリーや時代などはあまり気にせず考えずに見てほしいですね。実際にこんな酷い過去があったんだということを知ってもらうためにも。