心の折れたエンジェル
2009年から2011年までの「ぴあ」での連載をまとめたもの。
連載中に発表された音源や参加したロックフェスの裏話などファンとして楽しめる部分があるものの、収録されているエッセイ49本のうちの6本(『よしもとばなな先生はレーネンと共にM−1に出撃せよ!』、『リンカーン対チンギス・カンはガチだった?』、『空飛ぶ円盤水没せり!』、『フツーに本屋さんに麻原暗殺計画が置いてあった』、『UFOと交換されたビートルズのアルバムはなんだったんだろう?』、『オウム真理教と宇宙人(いいタイトルだなぁ)』)の内容のほとんどが読んだトンデモ本の紹介で占められており、人から本を勧められ、その当人から「ここが面白い!」と段落を指定されて読まされているような気分になりました。
それを除けば、著者の昔のエッセイや音源に普段から触れていて、著者のキャラクターを把握している人には楽しめる一冊になっていると思います。
ミッドナイト・プラグレス・カフェ
このアルバムを聞いてハッとしたのは、大槻ケンヂの声が物凄く近く聞こえます。
アンプラグドというセッションだから、音数が少ないからだと思いますが、実に大槻ケンヂの歌声の魅力が堪能できるアルバムです。
アンプラグドといいますと、穏やかな、癒し系を想像されるかも知れませんが、このアルバムはそれに有らず。たとえるなら真夜中、夜明けに向かうべく聞くアルバムのような感じがしました。
大槻ケンヂの歌声を上げましたが、楽器陣も素晴らしく、プラグレス・セッションの「SWEETS」、ポンすけの「アザナエル」、へんてこりんwithちえの「僕の歌を総て君にやる」が、お気に入りです。
特にへんてこりんメンバー、maruseさんのバイオリンがぐっと来ます。
Star Mine Gig スマガ ミニアルバム
月末発売のNitro新作"スマガ"のイメージアルバム。
Swinging Popsicle,Rio,QUBE,THE SPIN,大槻ケンヂ(敬省略)ら5組のアーティストが持ち味活かして歌う5曲。
(a)SLOW STAR ~Movie Ver.~
Sunahama
アイノコトバ ("スピカ"イメージソング)
Mirai
イデアリズム ("ミラ"イメージソング)
Gensou
真実の灯 ("ガーネット"イメージソング)
ふぁー ~Movie Ver.~
各イメージソングの前トラックは各キャラの一言?が。
なお、(a)SLOW STARはデモムービーにて、他4曲はNitro+の"スマガ"サイトにて
試聴できますので、チェックしてみるのもいいかもしれません。
(しかし前作がCHAOS;HEADだったので個人的に今作とのギャップがすさまじいです^^;)
神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫)
著者のエッセイは2冊目。
今作もロックミュージシャンが書いたとは思えないほど、読みやすく、しっかりした文章で書かれている。
『我が名は…』では、少〜青年期の事が多く書かれていたが、今作は、主に
『特撮』結成後のことについて書かれている。
バンドに対する喜びやスタンス、趣味の話から不思議と感心してしまう持論まで、著者独自の着眼点で書かれている。
頭から否定せず、理解する姿勢を持つ著者はとても大人だと感じた。
Sumaga Music Galaxy
原作をプレイしている方はもちろん、未プレイの方にもオススメできます。
というのも、どの曲も基本的に、耳当たりが良いのです。
ですが、「万人向けでつまらない」といった駄作ではありません。ちゃんと言葉通り「万人に好まれる曲」ばかりなのです。
曲調も軽め・重めがありますので、BGMやリスニングにいかがでしょうか。
※別のレビュアーの方がおっしゃっている「曲がショートである」という点について
たしかにショートと言うだけあり、曲は最後まで聞くことが出来ません。
ですが、どの曲も2分〜2分30秒程度あり、試聴レベルは超えています。そのため、このCD単体で楽しめます。
(曲を気に入ったならば向こうのCDを買う[Star Mine Gig スマガ ミニアルバム]・同アーティストのCDを探す等をすすめます)
また、ミニアルバムの3曲がショートである分、
『Swinging Popsicle/(a)SLOW STAR 』『大槻ケンヂ/あくびの戦士がふぁー』『いとうかなこ/Dive!』
の3曲はフルバージョンで収録されています。OP・EDで本作品に注目した方にとっては見逃せない点でしょう。