フランケンシュタイン~禁断の時空~(字幕 [VHS]
長年の沈黙を破ってRコーマンが監督復帰した作品ですが、Kプラナーのデニーロ版フランケンシュタインの公開に便乗して、こっちはさらにタイムスリップもあるんだぞ!って感じで制作したB級SFもの。結構演技派の俳優が出ているが、何せコーマン演出なのでやはりどこから見てもB級作品。開き直って娯楽に徹しているわけでもなく、何がやりたかったのかイマイチ理解に苦しむ作品になっている。Bフォンダが綺麗でイイ。
フランケンシュタイン [DVD] FRT-275
怪物フランケンシュタインのキャラクターを知らないという人はほとんどいないと思いますが、この映画を見たという人はどのくらいいるのでしょうか。
1931年(昭和6年)の作品ではありますが、その完成度の高さに驚かされます。
特に怪物の悲哀に満ちた行動や運命(結末)に、何も感じないという人はいないでしょう。
中でも女の子(アニー)との無垢なやりとりには思わずぐっときました。
また、人が死体をつなぎ合わせて、それに科学の力で命を吹き込むという、
神に対するあきらかなる背徳行為は、当時の人々に大きな衝撃を与えたのではないかと予想されます。
(一番最初の葬式の場面に十字架にかけられたキリストが登場するというのも、そのあたりを暗示しているように思われます。)
いずれにせよ、間違いなく見る価値のある作品だと思います。
まだ見ていないという方は是非見てみてください。
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子供へのプレゼントで当初は質の悪い感じがしたので反対したのですが子供が気に入ったので購入しました。ところが実物をみると予想外に質感も良くしっかりしているので良かったと思います。何より本人が喜んでいるので正解でした。
凸凹フランケンシュタインの巻 [VHS]
ユニバーサルのクラシック・モンスター達が総登場する最後の作品で且つ、ユニバーサルがコメディアンのアボット&コステロ(凸凹コンビ)を軸にクラシック・モンスター達を競演させ、ドタバタ喜劇を描いた一作目(48年作)でもある。
(...然も、下降気味だったアボット&コステロの人気もこの作品で復活し、彼らはその後、透明人間、ジキル&ハイド、ミイラ男、殺人鬼ボリス・カーロフ、キャプテン・キッド、等との出会いシリーズを連発する事となる...。)
何と言っても出演が豪華、ドラキュラ俳優元祖B.ルゴシが「魔人ドラキュラ」以来17年振りに"ドラキュラ伯爵"に扮し、フランケンシュタインズ・モンスターは初代のB.カーロフを別格にすれば歴代俳優の中で最も評価されたG.ストレンジ、狼男は当り役だったL.チャニーJr本人が演じているので、本物が持つ強烈な存在感を見せつけて呉れるのだ。但し、お馬鹿能天気ドタバタ騒動喜劇物として...。怪奇モンスター達をお笑いネタにしてしまったのである。
当時のユニバーサル・ホラーが終息に向かっていた流れを表面化した様な作風であり、少々複雑な心境になったファン、マニア達が居た事も事実である。が、本家本元のユニバーサル自身が製作しているだけにモンスター達の見せ場も十分で作品のクオリティ度は高いのである。作品は大ヒットして評価も高く、2000年にAFI(アメリカ映画協会)が選んだ喜劇映画ベスト100の56位にランクされている。
運送事務所に勤めるアボット(痩せて背の高い方)とコステロ(太って背の低い方)の元に届いた荷物...展示する荷物の到着を確認しに来た受取人は配達を指示...荷物を運んで開封すると棺桶だったので驚く2人、そして...。ここからは、怪奇モンスター達がお馬鹿に絡みドタバタ喜劇の連続です。
コステロに長距離電話で重要な用件を告げようとした男が窓外の満月を見て吠えだし(狼男に変身)、警告にならなかったり、棺桶からアボットの目を盗み焦らしながら出現したドラキュラがコステロに眼力を掛けとんずらしたり、研究の成果と報酬目的でドラキュラと手を組む美貌の女マッドサイエンティストが登場したり、弱っている為新しい脳味噌が必要なフランケン(人造怪物)だったり、正義の味方の男が遣って来るが満月の為思うように行動出来なかったり...。
確かにドリフのコントみたいな乗りがあるし、矢張り怪奇モンスターを演じた当人達が暴れている滑稽な騒動は大変面白おかしい。ホラー・コメディーとしても十分、満喫出来るはずである。往年の怪奇スター・ファン、マニアが現在、観ると感動ものかもしれない。おまけで透明人間も出ます...(笑)。
フランケンシュタイン [DVD]
おそらく
誰もが知ってる「フランケンシュタイン」ですが
数十年ぶりに見てみると、構図は良いし、
ボリス・カーロフの演技に
脱帽しました。
死者を再生させたモンスターは、
どんな動きをするだろうかを
考え尽くした動きです。
フツウでない、不気味な歩き方、手の動き、は
見事としか、言いようがありません。
ストーリーや各キャラの出来具合では
「フランケンシュタインの花嫁」が上ですが
怖さでは、こちらが勝ってます。
ラストの水車小屋のシーンは
ティム・バートン監督の「バットマン」のラストで
再利用されてるように思ったのは、
考え過ぎでしょうか。(笑)