ソングブック
レベッカ、フェビアン、ソロと歩いてきた古賀さんのソロ期最後の作品です。この後、しばらく沈黙した後、フェビアンを再始動させます。今までのソロ作のような、コンセプチュアルなストーリー性がない分、逆にほとんどどの曲もシングルカットできるタイプの独立した名曲ぞろいのアルバムです。「古賀森男図鑑」、「ガリバー」も超名盤でしたが、それに劣らぬ名盤です。
ファーストシングルは「架け橋」でしたが、これは疾走系の熱いロック曲です。セカンドシングルに「melody」が選ばれるはずでしたが、レコード会社の倒産などにより、実現しませんでした。しかし、どちらかというと懐かしさを感じさせるようなあたたかい名曲「melody」をファーストシングルに切ったほうがよかったかもしれないな〜と思いましたけど。「lion」「花の向こうに」のような優しくてあたたかい曲を間にはさみつつ、古賀メロディの真髄「melody」「girl」、少年少女たちの(そして大人たちの!)胸を熱くするカッコよさ満点の「駆けてゆく」「青い風」「ギターケースとはぐれたハート」「love&hate」、明るくポップな「Glider」とたたみかけ、そして静かでアコースティックな「ただの月」で終わる全12曲の宝石のような名曲たちです。ギター、歌、サウンド、どれも日本の音楽界の最高峰です。
とにかくいいメロディ、カッコいいギター、いい曲、心を震わせてくれる曲を求めてる人は古賀森男さん(or フェビアン【fabienne】)を知らないでいるのは、ものすご〜くもったいないですよ〜!!
こんな素晴しいアーティストが自由にアルバムを発表できない日本の音楽界はおかしいぞ!!絶対に!!
このアルバムもレコード会社倒産により廃盤ですが、再発して多くの人に聴かれるべき名盤です。
今年(2008年)発表予定のフェビアンの新作、楽しみにしてます!!
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同名のアルバムがブレイクして、もうノリノリ。「REBCCA見参!!」そんな勢いがひしひしと伝わってきます。もう彼女らにとっては、当時「向かうところ敵無し」そんな心境だったのでは。
とにかくNOKKOの歌とダンスがかっこいい!いまでは彼女以上にダンスとボーカルを高い次元でこなす女性ボーカリストはいるが、NOKKOの場合、「あたいがNOKKOよ。」みたいに歌とダンスが彼女そのもの。つくりものではない、彼女にだけしか表現ができないものだと思う。他のメンバーもかっこいい。
特に最初の「HOT SPICE」はしびれました。
誰がみても楽しめると思います。おすすめです。