シックス・センス 密告者 (竹書房文庫)
本書は映画化されたシックスセンスの続編の3作目である。 ここまで来ると、作者の使える「どんでん返し」の手管にも工夫が必要になる。 この3作目では、歴史上の人物を登場させ、その生前の秘密を探る、という趣向を用いており、なかなか興味深い。
シックス・センス (竹書房文庫)
映画ではわかりにくかった感情表現が事細かに書かれているので、
映画を見てよく意味がわからなかったという人は小説を読むのも
いいかなと思います。面白いですよ。普通に。
ただ翻訳なんで、文章的に読みにくいところも多々あるのは事実です。
シックス・センス(買っ得THE1800) [DVD]
衝撃的な結末!なのにさわやかな感動!二度観るべき!
数々の賛辞とともにシャマラン監督を世に知らしめた傑作ですよね。僕も映画そのものもすごく楽しめました。ハーレイくんの演技も素晴らしいですよね。と、今まで死ぬほど同様の高評価レビューが書かれてきたことと思います(笑)
ではなぜ今更ここに新たにレビューを書きたくなったか?それはぜひみなさんに特典の”別エンディング”を観ていただきたいからです。最近のDVDの特典はやたらとボリューム満点で少々食傷気味なのですが、この「シックスセンス」の別エンディングには正直やられました。見る前は監督がインタビューなんかで「あまりに悲しすぎるから泣く泣くカットしたんだ」と言っていたので、どうせシャマランの事だ、ちょっとDVDの売り上げを伸ばすための「あおり」だろう、ぐらいにしか思ってなかったんです。実際、他のさまざまな映画のDVDでも別エンディングが特典として入っていることがありますが、どれもがふーん、こりゃトリビアネタで使えるな、ぐらいにしか感じなかったんです。しかしこの「シックッスセンス」のエンディングは鳥肌ものでした。映画のテーマを変えてしまう”どんでん返し”な内容ではありませんが、B・ウィリスの生き様(死に様?)にさらに深みが増し、今も夫を思い続ける妻の思いに応えるような素晴らしいエンディングで鼻水ぐじゅぐじゅです。
この映画に高評価をしつつ特典は未見の人、それと、もしこの映画に物足りなさを感じたという人がいたら、ぜひコレクターズ・エディションを思い切って購入してみてください。きっと特典版だけの、「もうひとつの感動」があなたをおおう事でしょう。保証します!
シックス・センス [DVD]
余りにも有名なラストゆえに、ネタバレ状態で本作品を見ることになった人は多いと思うが、僕もその一人。上映時にオチを雑誌で読んでしまい、ちゃんと通して見ないまま見た気になってたので、10年経って今回初めて通しでみました。
オチを知ってると、逆に途中で挿入される妻と主人公とのやりとりが味わい深いなあと感心します。他のレビュアーの方が指摘している通り、そこの寂しさがメインの映画なのかもしれません。なお、少年の言う通り、霊が悪い人間で話を聞いても他人へ危害を加えるばかりでどうしようもならない場合もあるだろうとは思うんだけど、そこのところの疑問が置き去りになったまま何となく結果オーライで終わった感がストーリー上はあるので、星は一つ削りました。幽霊モノって、結構理屈をキチンと通して作るには難しいジャンルなのかもしれませんね。
シックス・センス【字幕ワイド版】 [VHS]
小児精神科医マルコムは、長年子供達の心の病の治療に取り組んできた。妻のアンナとマルコムの表彰に祝杯をあげていた夜、家に10年前に担当したビンセントという青年が侵入する。マルコムの治療について「ちっとも治っていない」となじったビンセントは、マルコムを撃ち、自分もその場で自殺してしまう。半年後、マルコムは患者を救えなかったことで負い目を感じ、妻アンナとの間には深い溝が出来ていた。マルコムは新しい患者、8才の少年コールを担当することになった。コールは、自殺したビンセントの症状に酷似していた。コールは母親にさえ話せずに1人で苦しんでいる様子だが、コールは何に脅えているのかマルコムにも話そうとしない。かたくなに心を閉ざすコールを説得したマルコムに、コールは驚き秘密を打ち明ける。「僕には死んだ人が見えるんだ」・・・
最初はどれだけ怖い映像が出てくるのか身構えてしまったのですが、それよりもコールの持つ特別な感覚、『死んだ人が見える』ということがどんな風なのかをじわじわと観客に浸透させていく、そのプロセスが緊張感に拍車をかけました。「次に何が出てくるんだろう」と想像しただけでドキドキして、一瞬たりとも気の抜けないほどの緊張感の連続でした。
現世と来世に引き裂かれ、もう二度と会えなくなった人たち。けれど彼らはどこからか私たちを見つめている。私たちが彼らを思い出す時、懐かしむ時、彼らはそこにいるのかもしれません。ミステリー要素も強くて、なお去ってしまった人たちとの確かな絆を感じさせてくれるこの映画、本当に観て良かったと心から思います。