Kiki's Delivery Service [VHS] [Import]
・英語音声について。
発売済のDVDに収録されている英語吹替音声(1998年発売の北米版DVDからの音声)は、オリジナル日本語版からいろいろと改変されているところがありました。
主な改変は
、
・オープニングとエンディングのユーミンの曲が、別の英語の曲に差し替えられている。
英語セリフの中で日本語の歌が流れることに違和感があるとあちらサイドが判断したためか、またはユーミンの曲の著作権が上手くクリアできなかったという説もあるみたいです。
・黒猫のジジが本来台詞のないところでも、オリジナルな台詞が追加されてしゃべっている。
演じている有名コメディアンのフィル・ハートマンが、アドリブ的なギャグをいろいろ言っているようです。 でもこちらからするとそんな余計なことしなくてもって感じですね。
ちなみにこのジジは日本語版と違って、中年のおじさん声です。 もちろんまったく可愛くないです(笑)
日本では少年や可愛い小動物キャラには女性声優が起用されるのが普通ですが、欧米ではキャラの性別が男性であるならば男性声優が担当することが多いみたいです。
おじさん声にしているのは、欧米では13才の女の子に一人旅をさせていることを非常識だとする見方もあるので、ジジ=保護者代わりの大人、がついていると受け取れるようにしているためだと聞いたことがあります。
(フランス、ドイツ語版も同様におじさん声でした。)
このように、あまりオリジナルを尊重してくれていない吹替でした。
それがこのブルーレイ版では違っています。
曲を元のユーミンに戻し、ジジの追加台詞部分は(フィル・ハートマンの声はそのままですが)その部分の音声を削除してオリジナルに合わせた形に修正されていました。
調べてみるとアメリカでは2010年にこの修正バージョンでDVDが再発売されたようです。
オリジナルに忠実に戻してほしいというアメリカのファンの要望が多かったのではないでしょうか。
キキの声はキルスティン・ダンストです。
「この役は絶対あたしの役よ。だってあたしのニックネームもキキなんだもの!」
とインタヴューで答えてます。
英語版で見るのも中々楽しいですよ。
PUMP IT UP~未来に繋げ B-BOY スタンス~
シーンで活躍する、数々のラッパーに影響をあたえてきた B-Flesh が未来にこのB-BOYスタンスを繋ぐべく!!今シーンで活躍しているラッパーたちをフューチャして、今回の作品 PUMP IT UP~未来に繋げB-BOYスタンス~ をリリース♪CRAZY-A、MURO、山田マン、LITTLE、MISS MONDAY、BOY-KEN、などなどフィーチャの面子も本当にすごい!!!!ノリも良くて、リリックも心に響く★本当にB-Flesh、そしてそのHIPHOPカルチャーを改めて幅広く、深いものだと感じるはず…!!!!
Kiki's Delivery Service [VHS] [Import]
映画冒頭でコキリ母さんが言う。
「エエ 古い しきたりなんです」「魔女は13歳になったら家を出るっていう」
「でもあの年でひとり立ちなんて 今の世にあいませんわ」
この作品の冒頭で、キキが旅立つ理由は「しきたり」である。
「今の世にあいませんわ」とは言うものの、コキリ母さんとオキノ父さんはキキを
「信頼して」旅立たせるのだ。
この「しきたり」と言う言葉を昨今、聞くとしたら冠婚葬祭の時ぐらいになった。
ここでの「しきたり」とは催事の「作法」を指すのではなく「動機付け」である。
ひとり立ちの為の「動機付け」なのである。
魔女の家系に生まれたキキは、この「しきたり」を受け入れる運命にある。
確かに、現代でいう「自由」は無いのかもしれない。
しかし「自由」を掲げ、個性も自由に伸ばすことが最良である、
自分の好きな職業に自由に就くことが最良だ、
自由に思うがままに生きることが幸せだ、
と言われて逆に「自由」に苦しめられる子供もいるはずである。
現に、私はそうであった。
ある程度の「運命」を提示することも、子供にとっては選択肢が絞れて混乱しなくて良いのかもしれない。とも思える。
「わたし修行中の身なんです…魔法がなくなったら…
わたし…なんのとり得もなくなっちゃう…」
この一連のシーンは懸命に自分の存在意義を取り戻そうとするキキの必死さが胸に迫ってくる。
なぜ、キキがあれほどまでに必死になるのか。
それは「魔女の子」という「運命」のもとに生まれてきたからだろう。
もしあそこで「運命」などなく、他にも「自由な選択肢」があったら
キキがあそこまで必死になっていたかは分からない。
しかし「運命」という逃げ場のない場所があるからこそ、
なんとか諦めることなく「魔法を取り戻せた」とも言える。のではないか。
それこそがキキにとっての「しきたり」から始まった「ひとり立ち」への過程であった。
制約という名の「しきたり」が子供の生命力を引き出すのに最良の手段であることを
古来の人々は知っていたのかもしれない。
あとは自分の子供を信頼して、現代社会に向かって
「あんたなら大丈夫だよ!!」と送り出せる親がいればいいのではないか。
そしてオキノ父さんのように
「うまくいかなかったら 帰って来ていいんだよ」と、言えればよい。
おばけやしきへようこそ!
「とても臆病な息子(3歳7ヶ月)は、怖がって最後まで読めないかもしれない。この本には魔女とゆうれいと毛むくじゃらの手とトロルと怪物と魔法使いとライオンまで出てくるのだから。」と心配していましたが、むしろ勇気付けられていました。主人公の女の子があまりに淡々としているので、面白かった様子です。絵がかわいいので、私も一緒に楽しんでいます。
Howl's Moving Castle [Import]
公開前、木村拓哉さんが声優挑戦ということで話題になった時、
正直、不安で不安で仕方なかった。
そして劇場に足を運んで、映画が始まるまでも、ずっと不安だった。
でもそんな不安は、ハウルが第一声を発した時、全て吹き飛んだ。
良いじゃないですか、木村さん。上手です。
全編通して、バッチリ、ハウルでしたよ。
「一目惚れ」とか「電気が走ったような出会い」というような、
恋をしてる時と同じ感覚を覚えました。
ソフィーがハウルに惹かれたのと同じように、
私もハウルにときめいていました。
ハウルは間違いなく、今までのジブリ作品の中でダントツの二枚目ですね。(笑
1回目の鑑賞時は、何の予備知識もつけていなかったので、
ソフィーへ激しく感情移入でき、思わず涙してしまったシーンもありました。
2回目は、想像力をプラスしながら、1回目に謎が多かった部分を、
いろんな解釈を考えながら観ました。
今、原作(洋書)の方も読んでいる最中です。
読み終わった頃に、3回目を行こうかなと思っています。
それから、私的にはメインテーマである「人生のメリーゴーランド」が
凄く活きていると感じました。
ここ一番、というシーンで、あの哀愁漂うワルツが流れると、
思わず涙腺が緩んでしまいます。
久石さんはいつも、宮崎作品に絶妙なスパイスを加えていらっしゃるので、
本当に素晴らしいです。
DVD発売が待ち遠しいです。