ストレンジャー・コール [DVD]
キャストが少ないので、とても観やすかった。
何といっても主演女優の演技に尽きる訳だが、その時々の感情を上手く表現していた。
カミーラ・ベル…女優として、さらなる飛躍に期待したい。
PUSH 光と闇の能力者 [Blu-ray]
スタイリッシュな映画で定評のあるポール・マクギガン監督が超能力物の映画を作ったとあって、かなり期待して鑑賞したのだが、中途半端な映画であった。
政府系のディヴィジョンという超能力者を利用しようとする組織に所属する物たちと、それに対抗する超能力者たちの攻防に香港系の組織が絡んでくるという大筋の流れは分かりやすくて良い。ただ、どれだけ派手に能力の応酬がなされるのかと期待していると、徹頭徹尾ちまちました戦いの連続に終始してしまい肩透かしを食らう。
タイトルにPUSH(記憶を注入して相手を操作する能力)という強力だが表現的に地味な能力をフィーチャーしているので、製作者的にはこれを映画の主要素として考えていたのだろう。最後のどんでん返しも捻りが利いてて良い。だが、なんにせよ主人公がサイコキネシスを扱うムーバーという派手系能力の設定なので、戦略的にこの能力を有効にかつ派手に使用するのではないかと期待してしまい、その結果として消化不良が残る。
HEROESやX-menとは一線を画す斬新な映画を作りたいという監督の意思は伝わるのだが、それならばムーバーやブリーダーなどの派手な能力は敢えて封印して、現実的世界で地味に暗躍する地味な能力による緊張感溢れる頭脳合戦に終始しても良かったのではないだろうか。
キャストも「ファンタスティック4」のヒューマン・トーチ役のクリス・エヴァンス、過去に「ジュラシックパーク/ロスト・ワールド」に小さな恐竜に襲われる少女役で出ていたラテン系美女カミーラ・ベル、いわずと知れた名子役ダコタ・ファニングと現代的な一線級の俳優が名を連ねているだけにもったいない映画だ。
映像コーデックはMPEG4 AVCであるが、最近のVFXを駆使した映画にしては褒められた画質ではない。やや鮮明さが足りない。
音声コーデックは英語、日本語ともにDolby TrueHD 5.1chで、迫力と繊細さを兼ね備えたHDらしい音質が実現できている。
駄作と断定するには至らない映画だが、少なくとも観るものを選ぶであろうB級テイストな映画である。
dot. [DVD]
この物語は見終わった後にとても後を引く感じの映画です。ベートーベンの曲と見事にあった映画だと思いました。「月光」が更に物語の核心の場面で効いていると思います。静かな月光からテンポの早いドットが弾く月光がニーナの苦しみ、ドットの悲しみを表現しています。
わたしがとても驚いたのがこの映画の主人公ドットを演じるカミーラベル!映画「プラクティカルマジック」ではサンドラブロックの少女時代「姉のいた夏、いない夏」のキャメロンディアスの妹フィービーの少女時代を演じていたカミーラベルがこんなにも成長したなんて!子役時代の面影が残っていたのですぐに分かりました。この映画と合わせて見てもまた違った彼女を見れると思います。同性としても好感の持てる彼女なので、これからの活躍に期待してその意味も含めて星四つにしました。カミーラ応援してます。
悲しい物語ですがもう一度見たいと思える映画でした。