特捜査!? 少年手帳(2) (講談社X文庫 ホワイトハート)
不可思議な連続飛び降り事件のために、潜入捜査をはじめる主人公。中学生に見られてしまう可愛い美少年の渚。そして運命の相手だといってジュリエット役を迫り、強引に愛を囁いてくる、カッコイイ演劇少年、祭。
学園内には不思議な儀式を行なう生徒会”ゴシッククロス”があり、その美形メンバーたちもなぜか渚に執着してくる。
ミステリアスで、事件物で、コメディーありで、ラブ(?)で、最後まで一気に読んでしまいました。
なにか本を買ってみようと思ってる方は是非、読んでみて!!
斎王の葬列
斎王なんてよっぽど日本史にマニアックでないと知らない知識なんだろうけど、私も本作を読むまでは斎王なんて知らなかった。まぁ地元の人にとっては有名かも知れないが。
本作ではその斎王の行列を再現する映画のロケの最中に殺人が起きた、というのが事件の発端となっており、その過程で斎王に関する説明がけっこう長々とされるので、まったく予備知識なしで読んでも問題ない。でもテーマが地味すぎるかな、とも思った。タイトルは印象的ではあるけども。
本作ではその斎王に関する歴史物ということで、旅情的な個所はあまりなし。社会性も皆無で、アリバイトリックも、こんなの普通のミステリー小説じゃまず使われないだろうというお粗末なものなので、純粋に歴史に関する部分を楽しむしかない。ヒロイン(歴史調査をする公務員と劇団のトップスター)が浅見ともっと絡んでくれれば面白かったのに。
禁断*ドール -西洋館クリニックのカルテ- (B’s‐LOG文庫)
女の子のような可愛い顔がコンプレックスな男子高校生・カオルは、身の回りで災難なコトが連続で立て続けに起こっていた。 そんな時、訪ねた怪しげな屋敷で、美少年・ユウリと出会う。 だが、そのユウリの性格が真性のドSで……!?
退魔ゴシックミステリー!これは、カオルとユウリの会話が面白い!! BLでも性的表現一切なし。面白いものをご希望の方にはオススメです!!