ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】
シリーズ初プレイなので比較は出来ませんが今のところ不具合や前作で言われていた長いロードもなく快適です。
特典のシルヴィアのあられもない姿は確かに一糸纏わぬ全裸ですが、胸の感心な所は隠しているというか描写してないというか少年マンガでよくある感じで、上手く日本の規約内で出来るようにした感じです。
とはいえ下半身のヒップは丸出しですし、ボカして性器の描写はしてないもののアソコも隠れていませんでした。後ろから見えちゃいます。
ただこのビュアーモードはあまり良いデキとは言えませんね。フリーカメラとは名ばかりでキャラを中心に一定の距離を近づいたり離れたり、視点を上下させたりできる程度。キー表示も消せませんし、アクションモーション中のキャラをフリーカメラで見るといった事も出来ませんでした。(もしかしたら、やり方が至らなかったのかもしれませんが)あまり期待はしない方が良いです。
戦闘に関して気になったのはザコ戦で敵を倒した時のエフェクトが派手というか血しぶき等で画面が見にくいです。同時に複数の敵を倒した場合殆ど見えないくらいです。
これは人体の切断描写を規制に掛からないよう見えにくくする【あえての仕様】なのかもしれませんが、少しプレイしづらいですね。
シリーズプレイ初プレイならこの値段でこの内容はお得だと思うのでオススメです。出来ればパッチでビュアーモードをバージョンアップしてもらいたいですね。
ただし、ノーモアの特徴でもある独特のバッドテイストと醸し出すB級感やノリが理解出来ない方は手を出さない方がいいです。きっちりと作り込まれたゲームというよりはB級テイストを売りにして、ゆるーく仕上げた感じです。
須田さんの事ですから、癖のあるバイク操作や街の移動の不便さも狙ってやってるのかもしれませんね。このあたりのB級なノリが理解できなければストレス溜まると思います。そのへんを注意して下さい。
パリ・オペラ座バレエ「シルヴィア」全2幕 [DVD]
極めて普通のドラマ仕立てに焼きなおされたPlath・Myth.シルビア・プラスについては70年代のフェミニズム、テッドとシルビア両側よりからの伝記、彼らの子供及び周辺の人たちの証言、全く第三者の”意見”、残された音声、様々な文を読んできた私だが、彼女の人生の骨組みの部分はわかるといっただけの映画だし、俳優陣ははっきり言って役不足・・・天才達を表現するのには。エロール・フリン顔負け、その字のとおりの男前テッドは黒魔術や占星術を操る動物好きの気の優しい詩人で、アッシアはハッとする程の、目の前にすると気の遠くなるような混血美人であった。彼らの人生は「火のエレメントの星座の傘下にある人が陥りやすい神話を具体化した」ようなものなので、よくある話といえばそれまでなのだが、小さいソープドラマ仕立ての器には不向きであると思う。
ちなみに、今シルビアの財産管理をしているフリーダ(娘)はこの映画に全く非協力であったため、シルビアの詩全文を自由に使用するのはできなかったらしい。彼女の当時の友人はコンサルタントしたが、映画では全ては収まりきれないので、別にインタビュー記事を受けている。
題材としては星5つ、内容は星1つで中を取って3つである。
彼女(シルヴィア)はおそらく、境界性人格障害で、依存症だ。
精神病ということには一切触れず、彼女の生涯を描いている。
結婚したが故、夫を愛する故、夫に精神的に依存している故、執筆活動ができなくなる。
おそらく、依存症でない人には、彼女がなぜ書けなくなったのかわからないだろう。
彼女が家に招いた客人に対して、あのような態度をとったのも、夫の浮気に苦しみ、ますます壊すような態度をとるのも、境界性人格障害のなせるわざである。
夫と離れて、再び心の闇を文字にして、執筆活動ができるようになる。
依存する相手がいないから、誰の都合にも左右されることなく、心の中を表現できるのである。
「私には中身がない、空っぽ」彼女は言う。
才色兼備の彼女が、そう言うのだ。
境界性人格障害の基盤になっている症状を表している部分である。
空虚感、焦り、どうしようもない寂しさ。
誰といても、この寂しさは埋まることはない。
彼女はずっとその闇とともに生きた。
この精神障害は、傷つける行為はすべて自分に向けられる。
夫や子供たちを巻き込んだりはしない。
そうして、ラストの彼女の行動で彼女は完結したのである。
子供を巻き添えにはしないで、自分を完結させたのだ。
ホフマン物語*オペラ [DVD]
シェローの演出というのに興味を持って購入しました。
1974年ごろの舞台のためか、画質はあまりいいとは言えません。
それに映像の作り方が効果的ではないのが残念です。しかし、
単なる喜歌劇に終わらない人間のドラマが感じられます。
機械人形オランピアの章がやはり一番おもしろいです。
シルヴィア
一人の芸術家の心の動きがとても良く描かれていた。シルヴィア自身の詩人として自分自身を高るための葛藤を描いたのではなく、シルヴィアがあの頃、どういう状態であったのかを推測した物語なのだろう。著者はシルヴィアよりもシルヴィアを分かってしまう瞬間があったかもしれない。
伝記というよりは、一人の特別な女性の情感を描ききった読み物として、とても楽しめた。